バンコク路面電車の廃線跡を歩く

こんにちは、ばんばんです。

バンコクに長く暮らしていると、バンコクの歴史に興味を持つようになってきます。そんな時に目にしたのが路面電車が走っている写真。

そう、バンコクには路面電車(都電?)が走っていたのです。

今回は、バンコクで最初に開業した路線跡を歩いてみたいと思います。

最後にびっくりの展開!

バンコクの路面電車概要

1887年にバンコク最初の路面電車(今回歩く路線)が開業しています。ただし、電車というよりは馬が牽引するタイプだったようです。

その後1892年頃から電車が走り始め、1905年以降、街の拡大に合わせて新しい路線が次々と開業していきます。

1968年に廃止されるまで、最終的には支線も含めて11の路線が建設されたようです。

多くの写真が残っていますし、Youtubeで[Bangkok Tram]あたりで検索すると走っていた頃の姿を見つけることもできますので、探してみてください。小さな列車が元気よく走っていた姿を見られますよ。

今回歩くのは、バンコク路面電車の看板路線とも言えるBangkholaem線。王宮前を出発してチャルンクルン通りを走り、チャオプラヤ川岸までを結ぶ9.2kmの路線です。

王宮前からチャルンクルン通り

古い地図を参考に路面電車のルートをGoogle Map上に示してみました。赤い番号はこのあと出てくる各ポイントに対応しています。

【1】王宮の正面にバンコクの柱を祀る祠(タイでは新たな街を建設する際に柱を建てて祀ります)がありますが、そのすぐ横を走る道に路面電車の始発駅がありました。

右側には防衛省の美しい西洋建築が見えます。

おー!Bangkholaem線についての案内板がありますね。全く期待していなかったのでちょっと嬉しかったです。

さて、、、と歩き始めてすぐに目に入ってきたのが線路っぽい跡・・・。しかも2本。どうせ水道管工事の跡でしょ?なんて思いながらよく見てみると、明らかに黒い車の下あたりで合流しています。

そう、向こう側から単線でやってきた線路が、駅の手前で複線に分岐しているんです。

こんなのが残っているとは知らなかったので、早朝から大興奮!

右側は新しい舗装に隠れてしまっていますが、2線に分岐してますな。廃線跡に認定します。

【2】路線は防衛省の建物沿いに右に曲がるのですが、敷地内をウロウロすると怒られそうなので、運河を渡った側を歩きましょう。

その後路線はChang Rongsi橋手前で左折し、橋を渡ってBamrung Muang通りを進みます。

【3】数百メートル進んだところに大きなロータリーが突然現れますが、路線はここを右折し、Fueang Nakhon通りへ。

【4】右側にはバンコクで最も美しいお寺とも言われるワット・ラーチャボピット。タイの金ピカのお寺に飽き飽きした方はぜひ足を運んでみてください。

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【5】これまた広々とした交差点で左折して、路線はチャルンクルン通りに入ります。

【6】右側にロイヤルシアターが見えてきました。王宮のチケットを購入すると、ここでの仮面劇のチケットもセットになっています。

【7】この建物、見覚えがありませんか?

そう、一番最初の写真のS.A.B交差点です。元々はベルギーの商社の建物だったようですが、現在でもその建物そして交差点名として残っています。

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中華街から中央郵便局

昔のバンコクの商業中心地を歩きます。

【8】世界でも有数の規模を誇るチャイナタウンでは、ワット・マンゴンの前を通ります。このお寺はバンコクで一番大きな中華寺院です。

ただ、、、チャルンクルン通りからみると、大きなビルが建っているだけのように見えます・・・。

【9】1999年に中華街のコミュニティによって建設された中華門は大きなロータリーの真ん中にあります。6本の道がこの円に集まっているのですが、路面電車はほぼ真っ直ぐに進みます。黄金の仏像で有名なワット・トライミットのすぐ目の前ですね。

ちょっとチャルンクルン通りを外れて動画撮影をしてきましたので、こちらもどうぞ!

【10】右側に中央郵便局の立派な建物が現れます。現在では、なんであんなバンコクの端の方に中央郵便局があるのかと不思議になりますが、その昔はチャオプラヤ川とチャルンクルン通りに挟まれたこの場所は一等地だったんですね。

シーロム通り交差点からトック通り

終点に向かってラストスパートですね。

【11】チャルンクルン通りとシーロム通りの交差点です。ルーフトップバー「シロッコ」で有名な建物です(高価すぎて行ったことはありませんが・・・)。

【12】BTSサパンタークシン駅近くのロビンソン百貨店はこのあたりのランドマークです。周辺は美味しい店が多いエリアで、探索が楽しいです。

【13】今時のバンコクの街並みが続いたあとに現れた、ちょっと古い時代の建物が並ぶエリア。カラフルですな。

【14】バンコクの夜のアクティビティとしてすっかり定着したアジアティークですが・・・。コロナで大苦戦中。

観光でバンコクに来た方はとても楽しめると思うけど、観光客いないから・・・。

【15】チャルンクルン通りからトック通りに名前が変わり、チャオプラヤ川が近づいてくると1番バスの発着所があります。きっとこの先ぐらいに路面電車の発着所があったんでしょう(おそらく川のすぐ近くに)。

川に向かって歩いていると、、、あっ!!

路面電車だ!

首都圏電力公社の敷地に昔の車両が保管してありました!感激!

窓もない風通しの良さそうな車両ですね。まあ、バンコクは暑いですから。

まとめ

バンコク路面電車の線路跡がチャルンクルン通りにも残っているというブログを読んだのがきっかけで、それを探してこの路線を歩くことにしました。

結論から言うと、記事に書いたように始発駅横に線路が残っていました。残念ながらチャルンクルン通りでは発見できませんでしたが、最近舗装工事で埋められてしまったようです。

ここ5年ほどで一気に工事が進んできたBTSをはじめとする近代的都市鉄道ですが、こうして古き良き時代のバンコクを思い起こすのも楽しかったです。