こんにちは、ばんばんです。
コロナに始まり、コロナで終わった2021年。
旅行制限がだいぶ緩和されたのを見計らってチェンマイへ旅行することに。
今回はフアランポーン駅廃止も近いということで、(自分的に)最後の寝台列車に乗って来ましたのでレポートしますね。
さよならフアランポーン駅
12月はタイ北部の旅行シーズンということで、北へ向かう寝台列車がかなり混み合っており、なかなかいい席が取れませんでした。
それが、12月最初の週になって下の段に空席を発見!!すぐに予約しました。
ちょっと気になっていたのは、上の段にお坊さんマークがついていたこと・・・。
乗車するのは特別急行9番列車チェンマイ行です。この列車には4〜5年前に導入されたばかりの最新寝台客車(ただし中国製)が使われているということで、とても楽しみにしていました。もちろん初めてです!
早めに駅に行くとすでに入線していました。
夜ご飯もお水も買い込んだので、早速ホームに向かいます。
特急列車の貫禄が漂います。客車だけで10両以上ある長大編成でした。
夕暮れのフアランポーン駅5番ホーム。
夕方から夜にかけて各地に向かう列車が出発準備をしています。近距離列車は日本製のディーゼル列車が多いです。
本日の機関車。山越えが2回あるけど、頑張ってくれよ!
最新型寝台列車に乗り込もう
各車両には液晶表示の案内板。今までは、とても味のある案内板だったので・・・。
予約できたのは二等エアコン寝台の下段。
もうピカピカです。まるで、飛行機の新造機のような感じです。
手前側の席を下段、こちらを向いている席を上段のお客さんが利用することになります。知らない人と2人で向かい合わせになるので、最初はちょっと緊張します。そこで、お坊さん登場!!
夕食のおにぎりをセットしていると・・・、お坊さんが英語で話しかけてくれました。
なんでも、ずっと昔に南部にある日系企業で働いていたと。
あの頃は、○○さんという方がいて、毎週ゴルフやってたとか・・・。
現在はチェンマイ県のメーカンポン村のお寺で僧侶をしているとのこと。
おおーー、メーカンポン村知ってます。行こうかどうしようか悩んでたけど、せっかくなのでお寺に会いに行きますと約束。
机を広げるとノートパソコンの作業もできます。電源もあるので安心です。
さて、メーカンポン村について調べてみると、村にはお寺が一軒あるのみで、有名な観光地になっているらしい。そして、この僧侶が寝泊まりしているのが、小川の中洲にあるという有名なお堂のすぐ横とのこと。
うん、行けば会えそうな気がする。
もともと、チェンマイまでの切符を購入して乗車しているのですが、途中のクンタン駅で下車して国立公園のトレッキングをしたい旨を車掌さんに説明し、5時半頃起こしてもらうことに。
寝台を作ってもらって就寝
満席の車内では各グループが賑やかにおしゃべりしていましたが、お坊さんとばんばんの会話が延々と続くはずもなく・・・、20時過ぎに寝台をセットしてもらいました。(動画を見ていただくと、寝台設定も出てきます)。
寝台下段広くて快適。窓もあるし、電源もあるし。
あえていうなら、通路の電気がちょっと明るいかな。
5時半に起きて下車の準備を始めたところ。
まだ、みんな寝てますね。
早朝のクンタン駅
朝6時過ぎに夜明け前のクンタン駅に到着し、ここで下車。
この駅では若者を中心に50人ほどが下車し、全員国立公園を目指します。
この駅はタイ国鉄最高所とか、最長トンネルの出口があるとかで、なかなかの観光名所になっていたりします。
まとめ
フアランポーン駅最後の寝台列車に乗ってよかったです。何より清潔でトイレもきれい。
素敵なお坊さんと会話もできたし。
ところで、国立公園に行こうとクンタン駅で下車したところまでは良かったのですが、国立公園の入り口で入園拒否に会いました・・・。
なんでもワクチン接種証明に加えて、コロナ陰性証明が必要だとか。誰も教えてくれないんだもん・・・。
ということで、すぐに下山し、クンタン駅から次の特急でチェンマイ駅を目指したとさ。
動画も作成したのでぜひ見てくださいね。