フアランポーン駅最後のSLが走った日

こんにちは、ばんばんです。

2021年12月5日にフアランポーン駅を発着する最後のSLと言われる列車が運行されました。

そう、フアランポーン駅は2021年12月で105年の歴史に終止符を打つと言われているのです(はっきりしないことが多いですが)。

そんな貴重な列車に運良く乗車することができましたので、みんなの熱狂ぶりをレポートしますね。

タイ国鉄のSL

朝のフアランポーン

この日はフアランポーン駅にとっては特別な日。

なんかキリッと引き締まったような雰囲気があります。

出発は8:10ですが、出発前の雰囲気を楽しみたいので、7:30には到着です。

朝早くから写真を撮っている人が多いです。今日は特別な日ですからね。

自転車のグループを見かけました。

思うに、このSLを追いかけようと考えているのでは?

ここ数ヶ月で10回目ぐらいのコンコースです。今日もお美しい。

ホームへの出口の上ではタイ鉄道発展の父とも言える、ラマ5世が見守っています。

SL周辺は大賑わい

さあ、ホームへ行ってみましょう!

この列車は通常年に6回運行されるSL牽引による特別列車です。

2021年はコロナの影響で3月と12月の2回だけの運行となってしまいました。そして、今回がフアランポーン発着最後となるのではと注目を集めていました。

チケットは11月最終週に発売され、数日で完売となる盛況ぶりでした。ばんばんもTwitterで発売開始の情報を運良く発見し、その日のうちに2枚のチケットを予約した次第です。

座席は二種類あって、一等が2900バーツで三等が290バーと実に10倍・・・。

もちろん三等がすぐに完売になったのですが、この2900バーツにはアユタヤでの1日ツアーも含まれていたようです(後で分かりました)。

ところで、この一等車両は日本から海を渡ってきた12系、14系、24系を改造した列車で、観光列車や臨時列車として利用されています。本当は通常運行の列車で乗れるといいんですが。

SL特別列車用の号数案内表示板です。

フアランポーン駅のアーチをバックに。この景色は最後になってしまうのでしょうか?

何やらタンクに給水していますね。水を温めた蒸気が動力になる訳ですから、大量に搭載しておかないとね。

機関車がシューっと蒸気を吐くと、人がサササと集まってきます。

機関車の先頭あたりは人だかり状態。密です密!

この写真と二つ前の写真で気づいた方がいるかも知れませんが、牽引するSLがお尻を向けて2両連結されています。これは、目的地のアユタヤに転車台がないための措置で、行きは左側のSLが先頭牽引し、帰りは右側のSLが先頭車両になって牽引します。

もう写真撮影大会の様相となっています。しかし、みんないいカメラ持ってます。

そしてみんなが変わる変わる機関車の前に立って撮影。

だいぶ前に乗車した際は、上にのぼることも許されていたんですが、流石にちょっとだけ安全に厳しくなりました。

そして、出発前に乗務員が整列し、運行部長のような方に出発の挨拶をしていました。

写真ではなかなか伝わらないので、これは動画でみてください。

出発進行!& 遅れに遅れる・・・

長い長い汽笛でフアランポーン駅にさよならの挨拶をして、ゆっくりゆっくりと出発です。

ホームでは大勢の人が手を降って見送ってくれました。うん、いい光景です。

駅のホームの先にも多くの人がSLを待ち構えていました。通常であれば流石に怒られますが、この日は特別ですから許されるんです。

マハナーク運河にかかる鉄橋を超えたところで、いつものように信号停止します。

5分、10分、、、動き出しません。壊れたのか?と本気で思いましたが、どうやら王室関係者の車が通過するということで鉄道運行が停止されたようです。

結局ここで30分ほど停止していたでしょうか・・・。

三等車の車内はこんな感じ。ずーっと止まっていますが、文句を言う人は誰もいません。

まあ、誰も急いでいませんので。

約1時間かかってバンスー駅に到着しました・・・。向こうにバンスー中央駅の巨大な姿が見えて来ました。

バンスー駅から5分ほど走ったところでしばし停車。

すると、、、後続のノンカイ行き急行列車が上り線を使って追い越しをかけて来ました。

さらには、ドンムアン駅でも上り線を使って特急チェンマイ行きが追い越していきました。

SLはこの時点で1時間半ほどの遅れ。この特急も1時間10分の遅れということになります。

ランシット駅で下車して見送ることに

車内では、アユタヤ到着が12時過ぎになるとの見込みがアナウンスされています。出発から4時間です・・・。

アユタヤには数週間前に泊まりで行ったばっかりだったので特に用事もないし、、、降りよう。

ということでレッドラインでバンコクに戻りやすいランシット駅で下車し、SLの発車風景を見送ることにします。

先頭車両へ走る、走る、走る。

ランシット駅は1階が長距離列車で2階がコンコースとなっており1階は全面天井に覆われているので、音と熱気がすごい。

建物内に汽笛が響き渡って、SLはアユタヤに向けて出発していきました。大迫力の出発映像をご覧ください(音量注意!)。

まとめ

フアランポーン駅発SLの最後になると言われた今回の運行も切符がすぐに売り切れる大盛況。沿道でも多くの人が手を振ったり、SLの姿を写真におさめたりしていました。

今回乗車してみて、5年ぐらい前に比べて最高速度が遅くなったような気がしました。懸命に整備を続けているとはいえ、あちこちにガタが来ているんでしょう。

来年以降もなんとか頑張って運行を続けて欲しいと願っています。