こんにちは、ばんばんです。
コロナの影響でバンコク市内の公園は完全に封鎖されているため、最近は早朝の街中を散歩することが多くなっています。
今回は、BTSのサパンタークシン駅からビジネスの中心街であるシーロム通りを散歩してみました。
シーロム通り概要
シーロム通りはバンコクの近代化を進めるラマ4世の時代、1865年頃にチャルンクルン通りとラマ4世通りをつなぐように建設された道です。
当時は運河と道をセットで建設しましたので、現在のランシット・ナコンナヨック通りみたいな感じだったと思われます。
名前は「クワーン通り」で、(ラマ4世通りとチャルンクルン通りに対して)「対角の道」という単純な名称だったようです。その後、このあたりに精米機の風車が多かったことから「シーロム(精米機風車)通り」と呼ばれるようになったとのこと。
現在でも通りに風車のオブジェがあるのをご存知ですか?
1925年からはバンコクの路面電車もシーロム通りを走っていましたが、バンコクの都市化が急速に進んでいったため、1963年には路面電車は廃止され、並走する運河を埋め立てて道路の拡張が行われました。
路面電車見たかったです。
上の地図では少しチャルンクルン通りを歩いているのですが、シーロム通り自体は2.7㎞程度、端から端まで歩いても30分ぐらいの感じです。
チャルンクルン通りからシーロムへ
今回は早朝のサパンタークシン駅からスタートしましょう。
早朝(朝6時15分頃)のチャオプラヤ川は爆走するボートもなくて静かです。
空は快晴!暑くなりそうです!
おいしいお店が多いチャルンクルン通りを少し歩くと、シーロム通りとの交差点(三叉路)に到着します。
上の写真では、右斜め上に向かってるのがチャルンクルン通りで、右へ向かうのがシーロム通り。
こんにちは、ばんばんです。 バンコクの旧市街歩きが趣味になってしまうと、見どころいっぱいのチャルンクルン通りを歩くことが多くなりました。 今回はBTSのサパンタークシン駅からワット・ポー近くへと面白いものを探しながらのブラブラ歩[…]
緑が気持ち良いエリアに突如インド寺院
シーロム通りに入ってからは、古めかしいビルが並びます。このあたりはBTSが通らず、再開発から取り残されたエリアかな。
このあたりではかなり目立つ大型ホテルHoliday Inn Silomです。本館はかなり年季が入っているのですが、写真のタワーは立派なエグゼクティブラウンジもあって快適です。
駅からも徒歩10分程度とやや不便なので、バンコクの中ではかなりお得な価格設定のホテルだと思います。
そして、、、突如インド寺院が姿を現します!!!!
正式名称はシー・マリアマン寺院ですが、ワット・ケーク(ケークとはインドや中東のという意味)と呼ばれることも多いかと思います。
建設したのはインドから入植してきた移民で、1879年のこと。
ここがタイで最も古く重要なインド寺院とされています。
中がどのようになっているのか興味はあるのですが、恐ろしくて足を踏み入れたことがありません・・・。
BTSが通っていないこのあたりは空が広くて、緑も多いエリアです。
高層ビルが多くなってきたなと思い始めた頃、右側に洋館の廃墟。以前がどんな建物だったのか全く記憶にありませんが、なかなかの廃墟っぷりです。
このあたりは、教会や墓地が広がっていたのですが、再開発が始まっているようです。
高層ビルが続々と
BTSのチョンノンシー駅が近くなってきました。
ばんばんも大好きなPullmanホテルは、Sofitelからのリブランドですので高級ホテルの面影を残すお得なホテルです。
バンコクに3つあるプルマンのひとつであるHotel Gに宿泊してきました。プラチナ特典でアクセスできるラウンジは眺望良し…
ここもエグゼクティブラウンジが充実していて◎。
再開発中の空き地の向こうにバンコクで一番高いキングパワーマハナコンが見えます。
、、、と思ったら2018年に完成したアイコン・サイアムに追い越されて二番手になったようです。
とはいえ、この高層ビルは78階建て、314mと日本一高いあべのハルカス(300m)を上回る高さを誇っています。基本的にバンコクはほぼ地震がありませんから大丈夫なんです。
たぶん・・・。
きっと・・・。
シーロム通りの概要でお話しした風車はココ。ナラティワート通りとの交差点にあります。
交差点を渡って少し歩くとド派手な装飾のビルがあります。よ~く見るとCARABAO GROUPと書いてありますね。
そう、栄養ドリンクで有名なCARABAOのビルだったようです。ビルの1階ではカフェやコンビニも運営していました。
しかし、この装飾は・・・。
隣には、どーーーんとバンコク銀行本店ビルが鎮座しています。
そう、ここはタイを代表する銀行であるバンコク銀行本店です。ばんばん的にはNo.1銀行だと思っているのですが、銀行の尺度はいくつかあるようで・・・。
今でもメインバングとして利用させてもらってますよー!
サラデーン駅周辺
散歩はいよいよシーロム通りの中心地であるサラデーン駅に近づいてきました。
サラデーンとは、タイ語が分かる方はお察しのとおり、昔この近くに「赤い(デーン)東屋(サーラ―)」があったことに由来しているとのことです。
昔よくお世話になったバンコク・クリスチャン病院。
虫歯の治療でお世話になった以外は、、、毎日のように病院を抜け道として利用させてもらったり、病院内の食堂を利用させてもらったり。たいへんお世話になりました。
朝のパッポン通りは屋台街として元気に活動しています。
コンベント通りとの角にあるこのビルを見て、悲しい過去を思い出しました。
以前ここにカリフォルニア・フィットネスという周辺オフィスのOLに人気のフィットネスクラブが入っていて、ばんばんもメンバーとして通っていました。
ある日、いくらか追加することで生涯メンバーになれるとのプロモーションがあり、ばんばんも生涯メンバーに。
そして、その1年後ぐらいに、、、倒産。
経営者が倒産直前に資金を海外に移動したとの報道もあったりして、計画的な犯罪に巻き込まれた事件でした。はい、もちろん泣き寝入りです。
このあたりのランドマークである、シーロム・コンプレックス。セントラル百貨店やトップスマーケットを中心に多数の飲食店が入っていて便利、便利。やはり、BTS直結という立地は強いですね。
ラマ4世通り交差点へ
BTSサラデーン駅からはBTS下の高架通路を歩いてラマ4世通りを目指します。
地下鉄MRTシーロム駅開業時期に合わせて開通したスカイウオークで、BTS駅とMRT駅、チュラロンコーン病院を結んでいます。
以前は狭い歩道に並ぶ屋台と人を避けながら歩いていましたので、便利になったものです。
ラマ4世通り交差点付近から見るシーロム通り。
BTSが開通して格段に便利になりましたが、空が狭くなって景観が損なわれたのは残念です。
尖塔を持ったタワーが印象的だった高級ホテルDusit Thaniは再開発の真っ最中。BTSとMRTからアクセスできる広大な敷地にセントラルショッピングモールやオフィス、ホテルを持った大規模施設を建設中です。
2021年6月現在は多くのクレーンが絶賛稼働中。
シーロム通りとラマ4世通りの交差点。右奥はルンピニー公園。
真正面の陸橋は、タイ‐日本橋で、1992年日本からのODAで完成しています。
こんにちは、ばんばんです。 2021年のタイ正月はコロナの拡大でSTAY HOTELを決め込んでいましたので、バンコク市内中心部のホテルに宿泊して毎朝ルンピニー公園にウオーキング。7日連続で。 今までもポケモンを捕まえに来たり、[…]
まとめ
シーロム通りといえば、ビジネス街に夜の街というイメージが強いところですが、週末の早朝はゆったりとした空気が流れている街でした。
チョンノンシー駅近くや、DusitThaniホテルの再開発が終わる頃には、今よりも魅力あるエリアになっていくのではないでしょうか。