【空港散歩②】タンソンニャット空港とノイバイ空港

こんにちは、ばんばんです。

空港散歩シリーズの第二回として、アセアンで急成長を続けているベトナムの主要空港を取り上げます。

ベトナムは南北に1650kmもの国土があり、その両端に首都ハノイと商都ホーチミン。したがって両空港間は大型機が頻繁に飛ぶほど人の行き来が盛んな国内線となっています。

まずは、ホーチミン・タンソンニャット空港から。

タンソンニャット国際空港(SGN)

 1930年代初期にタンソンニャット飛行場として開港。その後アメリカの支援を受けながら、南ベトナムの中心となる国際空港として発展してきました。

 1975年のサイゴン陥落を経てベトナム最大の商業都市であるホーチミンシティの玄関口として拡大を続けています。

 2018年の利用者数が3850万人であるのに対し、処理能力は2500万人程度と、完全にキャパオーバーの状態で、恒常的に混雑している状態です。

SGNのロケーション・アクセス

 タンソンニャット国際空港は市街中心部から西北西に8km程度と非常に近く、着陸する際はこんな街中に空港があるのかと不安になる程です。

 アクセス鉄道等は整備されておらず、タクシーや路線バスで市内に向かうことになります。

 市内へ向かう高速道路もありませんが、距離が距離ですので、数十分程度で市内中心部に到着できます。ただし、ここ数年で急激に車が増加して渋滞も増えてきましたので、朝・夕や雨天時は相当時間がかかることもあり注意が必要です。

SGNをパワポで平面図

 

 タンソンニャット国際空港は、3800mと3050mの平行滑走路を持っていますが、両滑走路の距離が近いため、同時離着陸を行うことができません。

 ばんばんがターミナルから観察していると、奥側の滑走路に着陸機が接地すると、手前滑走路から離陸機が滑走開始。

 離陸機が飛び立った後に先ほど着陸した機体が手前滑走路を横切ってターミナルへ向かいます。なかなかうまく運用していますね。

 ターミナルは2007年に完成した国際線ターミナルと、古くからある国内線ターミナルの二つで運用されています。両ターミナルは隣接していますので、連絡通路で簡単に行き来が可能です。

 

 ばんばんがこの空港から出発するのは夜20時〜21時頃が多いのですが、中東やヨーロッパへの出発便が集中している時間帯です。

 チェックインカウンター、出国審査、保安検査、ラウンジ、搭乗待合室と、どこももれなく混雑を体感するような、危機的な状態かと思います。正直混雑しているイメージしかありません。

SGNをエクセルで時刻表

 この空港で特筆すべきはやはりハノイへの便数の多さです。2018年はフライト数3万9291回で世界第6位の忙しい路線にランクインしています。

 ちなみに、5位が羽田〜札幌、7位が羽田〜福岡となっていますので、いかにハノイ〜ホーチミンの便数が多いかがが分かりますね。

 首都ハノイからはシンガポール便が1日6便、ジャカルタ便なしと域内国際線はとても寂しい状況でしたが、ここホーチミンは、それぞれ14便と1便飛んでいます。さすがは商都ホーチミンです。

ノイバイ国際空港(HAN)

 

ハノイの玄関口であるノイバイ国際空港は1978年に開設された空軍基地に起源がある空港です。

 2001年に完成したターミナル(現国内線)ひとつでしばらくの間運用されてきましたが、2015年に新国際線ターミナルが完成し、増え続ける旅客への対応を進めています。

2018年の空港利用者は2700万人となっており、2014年の1400万人からわずか4年間でほぼ倍増ということになります。ベトナム経済の発展を感じますね。

HANのロケーション・アクセス

 ノイバイ国際空港はハノイの中心部から北へ35km程度に位置しています。

 ひと昔前までは、市内から1時間程度かかっていた印象ですが、第二ターミナル開業と同時にニャッタン橋(日越友好橋)と高速道路が開通し、アクセスが大幅に改善されました。

 空港からは市内へは、バスもありますが、外国人旅行者にはタクシーが一般的です。

HANをパワポで平面図

 国内線ターミナルと国際線ターミナルは1km弱離れていますので、無料のシャトルバスで移動することになります。 

 

 ノイバイ国際空港には3800mと3200mの平行滑走路がありますが、両滑走路間の距離が250mしかないため、同時離着陸を行うことはできません。

 すでに現行処理能力2100万人を大幅に上回っておりますが、拡張に向けての設計も始まっており、2050年には1億人に対応するというびっくりするような計画もあるようです。

HANをエクセルでフライト時刻表

 ハノイ国際空港はアセアン周辺国との便はそれほど充実しておらず、あの巨大都市ジャカルタに至っては、直行便が飛んでいないという状況です。

 一方で特筆すべきは二大都市ホーチミンとを結ぶ国内線です。9時から12時が少ないのはなぜかという疑問はさておいて、最大1時間に6便はすごいの一言。

 ベトナム航空は毎00分発且つ、大型機も運行(この時刻表では読み取れません)するなど、両都市間の活発な需要が伺えます。

まとめ

ひと昔前のベトナムの空港といえば暗いし、到着ロビーが人で溢れていて怖いといった印象がありました。ホーチミンもハノイも日本の援助によって国際線を新築した結果、とても明るく清潔な印象に代わりました。トイレに行くと、ここは日本かと思うぐらいです。

今後もベトナムの航空需要は増え続けることが見込まれるので、空港拡張、新空港の開港等を早め早めに進めていく必要があるでしょう。