バンコク旧市街の運河を行く③〜クルンカセム運河〜

こんにちは、ばんばんです。

旧市街を囲む運河を歩き通すシリーズ第三弾は、最も外側のクルン・カセーム運河を歩きます。

日本のお城に例えると、最も内側のロープ・クルン運河が内堀、二番目のバンランプー/オン・アン運河が外堀という感じです。では、今回のクルン・カセーム運河は?

総堀!お城の外側に広がる城下町までをも城壁や堀で囲んだ城を総構え(江戸城や小田原城)と言いますが、バンコクのクルン・カセーム運河もこれに近いのではないでしょうか?この内側にはヤワラート(当時随一の商業エリア)も含まれるし。

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クルン・カセーム運河とは?

クルン・カセーム運河はバンコク遷都から70年後の1852年、ラマ4世時代に掘削された運河です。

王宮北側のテウェート市場近くの水門でチャオプラヤ川と別れ、リバーシティショッピングモールの横でチャオプラヤ川と合流するまで6kmほど。

テウェート市場からボーベー市場

クルン・カセーム運河の水門(1)は、賑やかなテウェート市場のすぐ奥にあります。(数字は地図上の①参照)

テウェート市場(1)には生鮮商品と植木市がありますが、こちらは生鮮食品。チャオプラヤ川に近いということもあって、川魚が豊富に揃っていますね。運河の対岸が植木市です。

サムセン通りを渡って少し歩くと、このあたりの交通ターミナル!?

旧市街地循環路線を走るとても便利な53番バス外回りの始発がここ。また、フアランポーン行きのクルンカセーム運河ボートの始発もここです。

別の記事でも紹介しましたが、国連のESCAP(アジア・太平洋経済社会委員会)本部(2)はここバンコクに置かれています。この日も祝日の早朝(7時前)ということで、旗が全く掲げられていなく寂しい感じ。

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運河のすぐ横にお寺があるなあ・・・。ぐらいの感じで写真を撮って通り過ぎました。

調べてみると、ラマ4世の命によって1853年に創建されたWat Sommanat Ratchaworawihan(3)という歴史あるお寺でした。王室第二級寺院とされています。

ランルアン通りを渡ると、このあたりには似つかわしくない立派なビルが現れました。タイ政府機関のDepartment of Social Development and Welfare(社会開発&福祉庁)です。

運河を越える水道管も巨大です・・・。

そして、クルンカセム運河沿いで最も賑わっていると思われるボーベー市場(4)に着きました。バンコクで洋服の仕入れといえばここですね。

洋服の仕入れに縁のないばんばんにとっては、全面ピンクに覆われたPrince Palace Hotelの印象が強いです。だって、全面ピンク色にして「王子の宮殿」って・・・。

ボーベー市場のすぐ横は運河の交差点。やはり、そういう便利な場所に大きな市場ができるんでしょうね。

今回の散策でばんばん的に一番ハマったのがこれ。

自分の家の前にある小道を挟んで作った自分の書斎(想像)。こんな小部屋があったら日がなここで過ごしたくなりますよね。運河沿いは涼しそうだしね。

フアランポーン駅エリア

ここからはフアランポーン駅までは、博物館級の鉄道遺産が満載です。鉄分が濃い方にはたまらないエリアです。

ラマ1世通りを歩道橋で越える際にタイ国鉄の建物が見えてきます。横浜や小樽のような美しさ。

そしてこちらがタイ国鉄(State Railway of Thailand)の本社ビル(5)です。なかなか趣のあるビルです。

そして、、、フアランポーン駅(6)。ばんばんが歩いた7月28日は国王誕生日を祝ってアユタヤ行きのSLが走った日でした。(年に5〜6回運転されます)

出発の40分ほど前でしたが、乗客が次々と集まって熱心に写真撮影をしていました。蒸気機関車の前面に登って降ろされている子供もいたりして。

SL運転の大役を果たす皆さんです。誇りを持ってるという感じでいいですね。

そしてこの日は線路に降りても全く注意されない無礼講の日。

よく見ると機関車が二重に連結されているのが分かりますか?一両目が前を向いて、二両目が後ろを向いて。転換台がないので、帰りは二両目が一番先頭に立って引っ張るということなのでしょう(まさか、この位置で客車を押すということはないと思います)。

実はこの機関車はパシフィック型と言われる日本製なのです。以前は石炭で走っていましたが、現在は重油で走るように改造されています。

SLが出発するのを見届けたかったですが先を急ぎます。

このフアランポーン駅も駅としての機能は1年から数年でなくなる予定で、博物館になると言われています。そう考えると、SLの出発を見送ってくるべきでしたね・・・。

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リバーシティ周辺

中華街が近くなると運河は急にローカル度が増して、雰囲気あるエリアに。

そして水門(7)発見!

この場所は今まで何度も来たことがありましたが、運河の水門があるのには全く気が付きませんでした。

水門の場所は、River City(7)という古美術品やリバークルーズの出発点で知られる老舗ショッピングセンターの向かいでした。ショッピングセンター前の広場は、運河の蓋だったんですね・・・。

対岸への渡し船やIcon Siam行きの船が出るSi Phraya桟橋の横でチャオプラヤ川に注ぎます。後ろに写っているのはこちらも老舗高級ホテルのRoyal Orchid Sheratonです。全室リバービューでいいですよね(古いけど)。

ボーッとチャオプラヤ川を眺めること30分でチャオプラヤ・エクスプレス船がやってきました。颯爽とやってきた感があっていい写真だなと思って掲載してみました。

まとめ

今回は旧市街を囲む三番目の運河であるクルン・カセームを歩いて見ました。最近は電動ボートの運転を始めるとのニュースもあったので、本来はクルン・カセーム運河のボートで戻るのが正解でしたね。

テウェート市場から始まって、ボーベー市場、フアランポーン駅と見どころも多い運河ですので、まだ知らないバンコクを探しに出かけて見てはいかがでしょうか。ただし、早朝か夕方ですよ!