公共交通機関でお遍路 Season 4「土佐・伊予編」

こんにちは、ばんばんです。

2015年12月からバンコクから四国へ通い、娘の幸せを願い続けたお遍路旅、3年半の記録です。

第4回目の遠征は、2017年5月というお遍路ベストシーズンに四国の海、山、街を1週間かけて旅をしてきました。

さあ行ってみよう。

1日目

バンコクから高知へ

バンコクからはタイ国際航空のファーストクラスに搭乗して羽田を目指します(もちろん特典航空券です)。

チェックイン、ラウンジまでのアテンド、ファーストクラスラウンジ、SPA、機内食と素晴らしいフライトだったのは間違いありません。ただ、ファーストクラスだからぐっすり眠れるということもなかったですね・・・(時間が短すぎます)。

羽田空港からはこれまた特典航空券で発券したJALの高知行きに搭乗。土曜日の朝便ということで、観光に行く方が多いようで、ほぼ満席。

高知龍馬空港には定刻に到着し、ここで5日後に宿泊する予定の松山のホテルに大型スーツケースを宅配便で送り、ばんばんはリュックひとつのお遍路姿に変身!

高知龍馬空港〜大日寺

さて、高知空港からはリムジンバスで高知市内へ・・・ということはなく、歩いて28番札所大日寺を目指します。6.2kmということで、遍路にとってはちょっとそこまでという距離ですね。

遍路を歩き続けているうちに、この距離ならだいたい何時くらいに到着するだろうなというのがわかってくるのですが、復帰初日ということで、歩くのが・・・遅い。

気温も29度くらいと気持ちよく、お散歩気分でのんびり歩いていたのがよくなかったようです。

のいち駅前からはペースをあげて歩きましょう。

【28:大日寺】

 天平年間(729-749)に行基菩薩によって創建された。大日如来を本尊として祀っている。

最後の坂道と階段を登りきると大日寺に到着です。娘の幸せに加えて、今回の旅の安全を祈願。

列車とバスで室戸岬〜最御崎寺

ここから徒歩でのいち駅に戻り、列車とバスを使って今夜の宿がある室戸岬を目指します。

のいち駅からは土佐くろしお鉄道に乗車し、土曜日ののんびりとした午後の海を見ながら40分ほどで安芸駅に。

数分の待ち合わせで室戸岬行きのバスがあったため、急いで急いでバス乗り場。ばんばんが到着すると図ったように高知東部交通の室戸世界ジオパークセンター行きバスがやってきました。

地元の方々数名とばんばんを乗せて、バスは東へ東へと走ります。美しい太平洋沿いを走るので、その景色を楽しむのはもちろんのこと、ばんばんは徒歩のお遍路さんを探していました。

全身真っ白、杖に菅笠のフル装備からラフなスタイルで歩いている方まで様々ですね。ばんばんはバスで1時間20分の道のりを二日間かけて歩いて戻ってくる計画です。

室戸岬バス停で下車したのはばんばんだけ。バス停のほど近いところから最御崎寺(ほつみさきじ)への山登りが始まります。最初に断っておきますが、夜行明けです。

今までは荷物をホテルに置いて札所を回って、同じホテルに戻る滞在型で進めていたのですが、室戸岬から松山市を目指す今回は、流石に移動型を採用しました。ということで、5日分の着替えやiPad等を背負っての登山です。

はい、バテました。

だって、夜行明けだし、荷物重いし、ペース配分がわからずにとばしたし、そもそも登りの距離知らなかったし・・・。

持参したお茶を飲み干したところで最御崎寺に到着です。

【25:最御崎寺】

 大同2年(807)に弘法大師によって創建された。虚空蔵菩薩を本尊として祀っている。近くには弘法大師が修行したとされる洞窟、御厨人窟(みくろど)がある。

ここはかなり大きなお寺で、室戸岬へやってきたであろう観光客の姿もちらほら。

お参りを済ませて寺から少し降りたところにある室戸岬灯台観光に行ってきました。海と空が感動的な青さ!

初めての宿坊宿泊

今日の宿泊先である「最御崎寺へんろセンター」(宿坊)にチェックイン。事前にホテル予約サイトで予約していました。

部屋はトイレ付きの和室で、想像していたよりもかなり綺麗です。これは、ほぼ旅館ですな。

大浴場で汗を流し、夕食をいただいたら酒も飲んでいないのにあっという間に眠ってしまいました。繰り返しますが、夜行明けですから。

1日目のデータ

From 交通手段 時間 距離 To
高知空港 徒歩 90分 6.2km 大日寺
大日寺 徒歩 35分 2.4km のいち駅
のいち駅 土佐くろしお鉄道 40分 安芸駅
安芸駅前停 高知東部交通バス 120分 室戸岬停
室戸岬停 徒歩 25分 0.7km 最御崎寺

 歩行時間:2h30m 歩行距離:9.3km

2日目

太平洋を見ながらスタート〜津照寺

今日は室戸岬からの長距離歩行日です。今まで列車やバスで札所が集まっている場所を中心に回ってきましたので、なかなかの苦行になるはずです。

遍路の皆さんは大体同じような行程となることが多いので、出発時間もほぼ同様。宿泊していた12人ほどが一緒に朝食となり、同じ食卓のAさんにお話を聞かせてもらいました。

Aさんは歩きで四国遍路を続けていて、今夜の宿は奈半利町にあるばんばんと同じ宿とのこと。Aさんとは翌日までこの先何度か会話することになりました。

最御崎寺は室戸岬の高台にあったので、室戸スカイラインの急坂&急カーブを太平洋を右に左に見ながら下って行きます。

ここで思い出していたのが、進め電波少年で懸賞生活をやっていた「なすび」さんが地元福島を元気付けるために歩いた遍路旅。映像の中で非常に印象的だった場面がここだったのではと。

さて、スカイラインを下り切ると、国道を離れて室戸の旧道を歩いていきます。古くからありそうな街並み、郵便局、港等々、見るもの全てが新鮮。それと、、、台風大変そうだなと。

そうこうしているうちに小高い丘が見えてきます。それが次の札所津照寺です。

【25:津照寺】

 大同2年(807)に弘法大師によって創建された。地蔵菩薩を本尊として祀っている。

ここまでずっと、平坦な道を歩いてきたのにお寺だけは再び階段を登って行くことに。昔から水害に苦しんできた町の知恵なのかもしれませんね。

スカイラインの下りでAさんを抜き去っていましたが、ばんばんが本堂のお参りを済ませて下りてきたところで再会。「ゆっくり行きますね」と。

山の上にある金剛頂寺

次の札所まではわずか3.8kmということで、平地であれば1時間もかからない程度の距離ですな。

とはいえ、出発して少し歩き始めるとイヤーな感じがぷんぷんと漂っている・・・。金剛’頂’寺ですからそれは山にありますよね。その山が見えてきたんです。

その山並みがですね・・・中ボスクラス並に、これでもかというぐらい高くてでかいわけですよ。

集落の裏から山に分け入ります。もう昨日の失敗は繰り返すまいと、中ボスであるということを心に刻んでゆっくりとしたペースで登り始めます。すると、あっという間に到着。

あれ?と思って調べてみると、金剛頂寺の標高は165mで昨日の最御崎寺とほぼ同じです。

実は後ろに聳える山が300m以上ということで、あそこまで登ると思い込んでいたわけです。名前からすると頂上にあると思うじゃないですか?(あっという間は言い過ぎですが。気候も良く体調も良かったということで)

 【26:金剛頂寺】

 大同2年(807)弘法大師によって創建された。薬師如来像を本尊として祀っている。

この札所には宿坊があるということで、室戸に泊まらない方が泊まることが多いようです。室戸宿泊のばんばんが到着したのは10時前ですので、ここに泊まるという選択肢はありません。

初のお接待に感激

金剛頂寺から一気に山を下るのかと思いきや、札所付近は平坦な畑が広がっていたりして少しびっくり。

緑色のへびの子供が現れて、かなりびっくり。今までの冬、夏、初春に比べれば、5月はへびにとってもいい季節かな。

山を駆け下りると、太平洋沿いを走る国道55号線を歩いていきます。ここからしばらくの間、左は太平洋で右側は山か畑という感じで人の姿は全くありません。

ということで、音楽を聴きながらノリノリで歌いながら歩きます。しかもカラオケで歌うぐらい大声で。屋外で大声で歌うチャンスってあまりないですよね?楽しい思い出です。

何を歌っていたかって?

当時は(今でも)「ツヅリヅクリ」というユニットの「カバー・ヅクリ」というアルバムが大好きでいつも聞いてました。

昭和から平成の名曲が、ノリノリでカバーされており、中でも「カントリー・ロード」はばんばんのお遍路テーマ曲です。

道は吉良川町に入っていきます。

ここ吉良川町の街並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、有名なところでは秋田・角館の武家屋敷や岡山・倉敷の美観地区も同様の指定を受けています。

つまりそれぐらい有名な観光地になっていてもいいはずなんですが、、、誰もいない日曜日の昼下がり。

ということで明治から大正にかけて木材の取引で繁栄した美しい街並みを一人で満喫させていただきました。この町で昼食にしようと歩いてきたのですが、食堂なし。

食料品店で買ったパンを太平洋を望める休憩小屋でいただくことに。

ここまでよく晴れた中を5時間以上歩き続けて疲労感満載のばんばんに嬉しいお接待がありました。

隣に軽トラックが停まったかと思ったら、30歳にもいかないぐらいの男性がビニール袋を持ってきて「暑い中ご苦労様です!これお接待です!」と手に渡して颯爽と走り去っていきました。

中には缶ジュース2本とお菓子。よく冷えた缶ジュースが体に染みます。風のように立ち去ってしまったので、お接待を受けた際の「納め札」をお渡しすることもできず・・・。

お接待といえば、午前中にも。高校生ぐらいの女の子とお母さんが軽トラックから声をかけてくれて、「びわ美味しいですよー」と一房いただきました。よくよく調べると室戸の名産なんですね。夜にホテルで美味しくいただきました。

昼食+お接待の冷たいジュースで完全復活して、再び歩行開始。

峠を越えて奈半利の町へ

奈半利の町まであと5kmというあたりで、歩き遍路は選択を迫られます。

「中山峠越え」と「国道」という選択肢があり、注釈として「中山峠道は海岸道より1.2km短い」と記載があります。

ばんばんは中山峠越えを選択して、かなり苦しみましたので、今後のお遍路さんはできれば国道がいいのではないかと思います。標高は110mと大したことはないのですが、室戸岬からここまで歩いてきた後の峠はきつかったです。

中山峠を越えると加領郷の港の横を通ります。

この港に驚きました。そこそこ深い港なのですが、水がきれいで、泳いでる魚まではっきり見えます。へびに続いて、今日3度目のびっくりでした。

最後の1時間は疲れ切っていましたが、約8時間かかって奈半利の宿泊施設になんとか到着。ここはお遍路さんにも人気の宿で、部屋はビジネスホテル風、大浴場・露天風呂完備です。

ということで、早速露天風呂で汗を流して部屋に戻るところで、Aさんの到着に遭遇。夕食もちょうど同じ時間だったので、ご一緒させてもらいました。

明日は土佐の大ボス、神峯寺へ登ります。

2日目のデータ

From 交通手段 時間 距離 To
最御崎寺 徒歩 100分 6.5km 津照寺
津照寺 徒歩 70分 3.8km 金剛頂寺
金剛頂寺 徒歩 300分 17.0km ホテルなはり

歩行時間:7h50m 歩行距離:27.3km

3日目

奈半利から大ボスの足元を目指す

今日の行程は午前中に土佐の大ボス神峯寺に挑んだ後、阪神タイガースのキャンプ地で知られる安芸まで歩き、駅前でレンタサイクルしての観光。

観光後14:26発の快速で高知駅へ行き、特急あしずりに乗り継いで中村駅を目指します。

はて、そのためにはホテルを何時に出発すれば良いのやらと色々考えを巡らせましたが、なんせ大ボスということで6時前には出発することに。

まずは、距離10km+標高差400m以上の神峯寺へ。ホテルなはりを出発し、土佐くろしお鉄道奈半利駅を左に見ながら、すぐに奈半利川を渡ります。そして遍路道は趣のある田野の街並みに入っていきます。

田野には岡御殿と呼ばれる豪商岡家の屋敷が残っていたりして、かなり良い感じ。

ばんばんのおばあちゃん家も(昭和の)古い街が残っているところでしたが、そこを思い出させるようななぜか懐かしい感じでした。朝の凜とした空気の中、とても清々しい散歩です。

国道沿いに戻って安田川を渡る頃には、右側に大きな山塊が望めます。そう、大ボスが手ぐすね引いて待っています。

ところでこの安田川。写真を撮って来なかったのが悔やまれますが、普通に川幅10mぐらいある川です。ところが、海に流れ込む河口のすぐ手前で急激に狭まって、幅数mになってから海に流れ込んでいきます。

まあ、そもそもそれなりの勢いのまま海に流れ込む河口ってあまり見たことがなかったので、この風景に興味津々でした。(大きな平野部の大河近くで育った人だけか?)

安田の街にあったベンチに座っておにぎりで腹ごしらえ。

そして大ボスにアタック

安田の街から遍路道は海を離れて内陸へと進路を変えていきます。そして坂道。

こんな急坂って車登れるんだっけ?というぐらいの結構な角度です。この角度だったら、階段があった方が良いぐらいの感じで登っていきます。しかも真っ直ぐに。

これが噂の”真っ縦”かー・・・の声も出ません。

基本的には車道を歩いて行くのですが、車道の遠回りをショートカットするような形でいくつかの遍路道が残っています。ばんばんはもちろん遍路道へ。

このショートカット的遍路道は結構な難所で、そこそこ苦しい感じ。

ゼーゼーしながらようやく車道に戻るとびっくり!遍路道に入る直前に追い越したおばあちゃんがばんばんの前を歩いているではないか!?つまり・・・車道が楽!

その後2つほどショートカット遍路道がありましたが、もちろんパス。車道最高!と頂上を目指します。

【27:神峯寺】

 天平2年(730)行基菩薩によって開設された。十一面観世音菩薩坐像(伝行基作)を本尊に祀っている。

このお寺は土佐の英雄の一人、三菱財閥の祖である岩崎弥太郎の母親が毎日20km歩いて息子の出世を祈願したことでも知られています。

これからばんばんが向かう安芸の街から毎日毎日。今の三菱グループがあるのもこの素敵なお母さんのおかげですね。

 

堤防道路で足に異変が

土佐の難所をクリアしたばんばんはご機嫌に今日の徒歩の目的地である安芸へと向かいます。

神峯寺から少し降りたところで、広域農道に右折すると少しショートカットできるのですが、ばんばんは来た道を降りることを選択しました。もしかしたらAさんに会えるかなと。

分岐からなんと5分後には神峯寺を目指すAさんに再会し、二日間のお礼の挨拶とお互いの結願の約束をしてお別れとなりました。

神峯寺から安芸へは約13kmの道のりです。途中遍路道は堤防上の道となって、雄大な太平洋を左に見ながら歩くことになります。実はこの堤防上の道を歩くのを楽しみにしていたのですが、いざ歩いてみると日陰がなくて暑いとか、次の目標がなさすぎて辛いとか。

土佐くろしお鉄道のすぐ近くを歩行中にちょうど展望列車(片側がトロッコ風になっている)がやってきて、外にいた乗客たちが堤防上のばんばんに手を振ってくれました。

ばんばんももちろん振り返したりして。良い思い出。

楽しかったのは実はここまでで、堤防遍路道が終わる頃から膝に異変が。簡単に言うと、右膝が痛くて歩くのが辛い・・・。

楽しみにしていた安芸観光を断念

安芸といえば、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている武家屋敷街、岩崎弥太郎の生家、タイガースのキャンプ地あたりかなあ。自転車で1時間もあればいいだろうなんて考えていました。っが、無理無理、膝痛くて歩けないし、時間ないし。

後半ペースダウンしたこともあって、予定していた列車の待ち時間もそれほど長くないということで、安芸駅でこの先3日間お世話になる「四国西南周遊レール&バス切符」を購入しました。

フリー区間内は特急乗り放題なので、明日以降大いに利用させてもらいます。

安芸→高知→中村

安芸駅からは快速で高知駅に出て数十分の待ち合わせで特急あしずりに乗り換えとなります。乗ってびっくり!乗車率9割以上でほぼ満席。末端の特急だろうと舐めてました・・。

途中、須崎、土佐久礼、明日お参り予定の窪川等に停車しながら2時間弱で中村に到着。途中の車窓は山あり川ありで見飽きません。

3日目のデータ

From 交通機関 距離 時間 To
ホテルなはり 徒歩 10.0km 180分 神峯寺
神峯寺 徒歩 13.5km 200分 安芸駅
安芸駅 土佐くろしお鉄道 53分 高知駅
高知駅 JR土讃線特急 110分 中村駅

歩行距離:23.5km 歩行時間:6時間20分

4日目

中村駅〜延光寺

ばんばんにフリーパスを持たせると乗り鉄に変貌しますので、今日はそんな日です。

ざっくりと今日の行程を説明すると、三箇所の札所を参拝予定ですが、1日で回るために39→37→38という順を選択。

ところで、中村の街にはポケモンGoのジムが二つあり、ひとつは旧市街、もうひとつは駅前。この狭い街での3チームでのジムの奪い合いってすごくワクワクするような、怖いような気がしますね。

さて、ばんばんが列車に乗るために夜明け前の中村駅へ到着すると、自転車にまたがった高校生がポケモンGoのジムを陥落させようとしているではないか。ばんばんもこっそり参戦し、彼の前に陥落させるハイエナ作戦を敢行。

中村の高校生くん、ごめんよ。君が攻略したジムにポケモンこっそり置いたのばんばんだ。ゴメン。(もう2年以上前の話)

列車はばんばん以外にもう一人の乗客を乗せて宿毛に向けて発車。途中駅でポケモンGoジムに空きを見つけて置かせてもらったり。実は、途中駅で置いたこのポケモンが戻ってきたのはそれから約1週間後。おそるべし、田舎町のポケモンGo!

工業団地駅という素敵な名前の次の駅はばんばんの目指している平田駅です。

平田駅で遍路姿に着替えて北側を走る県道で左折。しばらく県道を歩いてから右折して趣ある農村地帯に入っていきます。約35分で延光寺に到着です。

【39:延光寺】

 神亀元年(724)行基菩薩によって創建された。薬師如来を本尊として祀っている。

時刻表を駆使して岩本寺を目指す

延光寺からは足早に平田駅に戻り、ここから1日2本だけ宿毛駅始発で運転されている特急で窪川に向かいます。

岩本寺は窪川駅から10分程度の距離なので、1時間で参拝を終えて再び中村行きの特急に乗るという計画。

平田(9:12)-窪川(10:02)-【岩本寺】- 窪川(10:57)-中村(11:32)

ということで、平田駅から特急に乗り込んでガラガラの自由席を満喫していたのですが、次の中村でほぼ満席です。昨日の便も同じでしたが、ホントにこの特急混んでる印象。

窪川駅から古い町を抜けて岩本寺に到着です。

【37:岩本寺】

 天平年間(729-749)に行基菩薩によって創建されたと伝えられている。不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩の5尊を本尊として祀っている。

足摺岬を目指して路線バス!〜金剛福寺

わずか10分の乗り継ぎ時間でちょっと不安でしたが、今日の特急は定刻で中村に到着。となると、昼食でも食べようとおにぎりを駅で購入して、バス停のベンチで食べる余裕まであったりしました。

バスは何人かのお遍路さんと、土佐清水へ向かうと思われる地元の方を乗せて、川沿いを順調に走ります。

土佐清水の街ではいくつかのバス停に止まり、その後険しい海岸に沿って、足摺岬を目指していきます。

もうぼちぼち足摺岬かなというあたりで、バスは国道を離れて、海沿いの集落へ降りていきます。そこで”ジョン万次郎の生家”という看板を見かけたりして、へー。

約2時間の苦行(バスに座っているだけですが)を超えて、足摺岬に到着です。まずは大きな庭園を持った金剛福寺でお参り。ただ、ちょっと観光客多くて馴染めない感じ。大声で般若心経唱える雰囲気ではないね。

せっかくなので、室戸岬に続いて、台風中継で有名な足摺岬灯台を見にいきました。いやあ、断崖絶壁です。

【38:金剛福寺】

 弘仁13年(822)弘法大師によって創建された。三面千手観世音菩薩を本尊として祀っている。

帰りも、来る時とほぼ同じお遍路メンバーで中村を目指すバス旅でした。往復4時間の路線バスはきつかった。

夕暮れの中村の街

高知県四万十市中村の人口を考えるにあたって、四万十市のHPを参照。基本的にはほぼ旧中村市の人口が四万十市。

周辺地域を含めて約35000人の中村地域。この町で生まれ、学校を卒業、仕事して、結婚して、子供を育てて生涯を終えるというのはどんなん人生なんだろうなあ?と考えたりした。

アメリカや東京に憧れ、タイに移住したばんばんとは違う人生があるよね。今思うと、とても羨ましい。

宿泊していたホテルの屋上にランドリーがあったので、洗濯を待つ間に中村の街を見ながらそんなことを考えていました。梅雨を迎える前の分単位で表情を変える美しい夕暮れの街で。

ポケモンGoのジムが2つしかない街で、我が脆弱黄色チームは頑張っているのだろうか(全世界で黄色チーム人口は青・赤に比べてかなり少ないと言われている。ばんばんが勧誘した知り合いはほぼ黄色チーム所属)。

4日目のデータ

From 交通機関 距離 時間 To
中村駅 *土佐鉄道 25分 平田駅
平田駅 徒歩 2.7km 35分 延光寺
延光寺 徒歩 2.7km 35分 平田駅
平田駅 *土佐鉄道特急 50分 窪川駅
窪川駅 徒歩 0.6km 10分 岩本寺
岩本寺 徒歩 0.6km 10分 窪川駅
窪川駅 *土佐鉄道特急 35分 中村駅
中村駅前停 高知西南交通 110分 足摺岬停
足摺岬停 徒歩 0.1km 2分 金剛福寺
金剛福寺 徒歩 0.1km 2分 足摺岬停
足摺岬停 高知西南交通 110分 中村駅前停

*土佐くろしお鉄道

歩行距離:6.8km 歩行時間:1h34m

5日目

中村〜観自在寺

今日の旅程はバス移動が中心で、徒歩は1時間程度と余裕。

宿毛駅前から7:25の始発宇和島行きバスに乗車するため、今日もほぼ誰も乗っていない中村始発の列車に飛び乗ります。

宿毛駅では少し時間があったので、コンビニで買ってきたおにぎりを食べながら朝の通勤・通学の様子を眺めてました。

7時前ということで、これから中村方面の高校に向かう学生が家族の車で駅に到着というパターンが多かったようです。

バスは数人の乗客を乗せて宇和島に向けて出発。山あり、谷ありの風光明媚な路線を走る中で、学校に向かう学生の乗降がそこそこありました。走ること約45分でばんばんの向かう平城札所前に到着です。

平城札所とは、平城天皇の勅願で建立された、観自在寺の別名ですね。8時過ぎのバスから降りたのは、もちろんばんばん一人だし、お寺でお参りしているのも他には見当たりません。

このお寺の中にもポケモンGoのジムがあり、ネットの記事で読んだ面白い話を思い出しました・・・。

とあるお寺の住職がポケモンGoに励んでおり、お寺の境内にジムがあるもんだから、ジムが倒されないように常に目を見張り、仮にポケモンが疲れてきたらすかさず回復させるフルサポート。知らずに自分の大好きなポケモンを配置したトレーナーは、ポケモンが1週間以上帰ってこない・・・と。

お遍路はポケモンGoと相性が良いという意見にばんばんも賛成。お寺はジムになっているし、お遍路とにかく歩くし。

【40:観自在寺】

 大同2年(807)弘法大師によって創建された。弘法大師作と伝わる薬師如来を本尊として祀っている。

藤堂高虎の宇和島城へ

観自在寺の参拝を済ませ、45分後にやって来たバスで宇和島に向かいます。ちょっとウトウトしていて気付いたら宇和島市街地です(約1時間)。当初は宇和島駅まで乗車しようと考えていたのですが、地図をみると宇和島バスセンターのすぐ横が、あの宇和島城ではないか。ということで、そそくさと下車しました。

お遍路で88霊場を回りながらも、今まで続けてきた現存天守制覇も成し遂げたい! 松本、犬山、彦根、姫路、備中松山、丸亀、高知そして、宇和島ゲットーー!残4。

次のバスまで時間もなかったので、残念ながら天守閣に入場できませんでしたが、本丸までの坂や石垣、築城の名手藤堂高虎の縄張りを満喫しました。楽しかった。

仏木寺〜龍光寺

宇和島バスセンターから路線バスで一気に仏木寺へ。

【42:仏木寺】

 大同2年(807)弘法大師によって創建された。弘法大師作と伝えられる大日如来を本尊としている。

仏木寺のお参りを終えたところで、ポツポツと雨が降り始めてしまいましたので、持参したポンチョをかぶることに。

比較的大きなリュックを背負っていたこともあって、一人ではどうやっても着られず、参拝に来ていた方に助けていただきました。「すみませーん!ポンチョ引っ張ってもらえますー?」って。助かりました!南無大師遍照金剛!(遍路旅でお接待を受けると、南無大師・・・を唱えながら納め札を差し上げる風習があります。今回はしていませんが)

田んぼに囲まれた道を雨の中とぼとぼと歩きます。そういえば、ここまで本格的な雨は初めてだな。きつい・・。

少しトーンダウンしながら龍光寺に到着すると、20人ぐらいの団体遍路さんとちょうどバッティング。自分のペースで般若心経を唱えられないので、ちょっと苦手です。

【41:龍光寺】

 大同2年(807)弘法大師によって創建された。十一面観世音菩薩を本尊としている。

一歩早くお経を唱え終え、お寺を離れたところでふと気付いた。あっ!納経所行くの忘れた・・・。やはり、心穏やかにしてないとダメですね。気づくのが遅れてたら、バンコクから宇和島にもう一回来なきゃいけなかった・・・。

宇和島の街を散策

JR予土線務田駅のベンチで列車が来るのを待ちます。周りには誰一人いない、45分間の静かで素敵な時間。

やって来た列車は緑の中を駆け抜けて、宇和島駅に到着。

予約してあった駅前のビジネスホテルにチェックインして、ひと眠りすると夕食を兼ねた散策タイムです。

宇和島駅前の印象的なパームツリーの通りで食堂を覗きながら「鯛めし」なんか(タイ料理ではない)いいかな?なんてワクワクしながら歩いていましたが、途中でスーパーを見つけて戦略変更。中を覗くと惣菜とか名物の黒はんぺんが安い安い。

ビールと鯛の刺身、黒はんぺんでささやかな贅沢でした。

5日目のデータ

From 交通機関 距離 時間 To
中村駅 *土佐鉄道 33分 宿毛駅
宿毛駅前停 宇和島自動車 46分 平城札所前停
平城札所前停 徒歩 0.2km 2分 観自在寺
観自在寺 徒歩 0.2km 2分 平城札所前停
平城札所前停 宇和島自動車 68分 **宇和島BC
**宇和島BC 宇和島自動車 21分 仏木寺停
仏木寺停 徒歩 0.1km 1分 仏木寺
仏木寺 徒歩 2.6km 45分 龍光寺
龍光寺 徒歩 0.7km 10分 務田駅
務田駅 JR予土線 16分 宇和島駅

*土佐くろしお鉄道 **宇和島バスセンター

歩行距離:3.8km 歩行時間:60m

6日目

宇和島駅〜明石寺

今日は昨日に続いて朝から雨。ただ、昼前には雨が上がるということで、チェックアウト時間ギリギリまでホテルで休ませていただきました。

明石寺のある卯之町駅までは、特急で20分ほど。わざわざ特急に乗るほどの距離ではないんだけど、普通列車の本数少ないし、特急OKのフリーパスだからさ。


卯之町の町並み。誰も歩いてない静かな時間。

駅からは重要伝統的建造物群保存地区に指定されている卯之町の街並みを通り抜けて、明石寺の裏山に登ります。

山登りを始めて数分で気付いたのが、足が経験ないぐらいに張っていること。数日前に神峯寺から安芸駅まで歩いたのを最後に軽い平地歩きだけだったので気づかなかったようです。

ふくらはぎが攣るというか、上がらないというか・・・。

超スローペースで明石寺に到着です。

【43:明石寺】

 6世紀前半に円手院正澄によって創建された。千手観世音菩薩を本尊として祀っている。

下山は登りほどきつくなかったので、山の雰囲気を楽しむ余裕あり。鬱蒼と茂る杉に雨上がりの靄で、まさに深山幽谷の世界。うん、日本は美しい。

円明寺〜太山寺

卯之町駅から再び特急に乗車し、ついに今回の旅の終着地である松山に入ります。思えば、四国の南東の果てからよくここまでやって来たもんだなと(歩いてないけど)。

もともとは、途中にある重要伝統的建造物群保存地区である内子に寄って行きたかったのですが、今朝方の雨で出遅れたから仕方ないかな。土砂降りの中、明石寺を登るという選択肢はなかったからね。

松山で普通列車に乗り換え、伊予和気駅で下車。住宅地を抜けると円明寺に到着です。

【53:円明寺】

 天平勝宝元年(749)行基菩薩によって創建された。行基菩薩作と伝わる阿弥陀如来を本尊として祀っている。

円明寺からは、都市郊外のような風景をしばらく歩き、急に道が細くなったところを通過したあたりで右折します。周りは歴史のありそうな感じに変わっていきます。

【52:太山寺】

 六世紀後半に真野長者によって創建された。十一面観世音菩薩を本尊として祀っている

お寺のだいぶ手前にある門をくぐり、きつい坂道を登って本堂を目指します。いやあ、かなり歩いたような。こんな大きなお寺だとは知らずに行ったので、ちょっとびっくりでした。

階段を登りきった正面に鎌倉時代に作られた国宝の本堂が待ってくれています。ちょうど誰も周りにいない時だったので、静寂の中で素敵な本堂にお参りできました。

再び伊予和気駅に戻って、次の列車が来るまでレトロな駅舎で時間が止まったような町を眺める。

列車が来ない時の田舎の駅って、ホントに時が止まったような気分を味わえるなあと。周りに車もほとんどないし。

市電でGo!

そして、ばんばんは松山へ。実は路面電車に乗るの大好き! 大都会では失われてしまったものって憧れますよね。

JR松山駅を出発した道後温泉行きの列車は、大手町駅付近で伊予鉄と直角に交差します。ここが、マニアでは名の知れたダイヤモンドクロスと呼ばれるポイントです。

残念ながら、ばんばんの路面電車は伊予鉄の踏切待ちにはあいませんでしたが・・・。

県庁前で下車して3泊お世話になるホテルにチェックイン。高知空港から送ったスーツケースと5日ぶりに再会です。ここからはここをベースに日帰り旅。

6日目のデータ

From 交通機関 距離 時間 To
宇和島駅 JR予讃線特急 20分 卯之町駅
卯之町駅 徒歩 1.5km 45分 明石寺
明石寺 徒歩 1.5km 35分 卯之町駅
卯之町駅 JR予讃線特急 70分 松山駅
松山駅 JR予讃線 10分 伊予和気駅
伊予和気駅 徒歩 0.3km 5分 円明寺
円明寺 徒歩 2.5km 45分 太山寺
太山寺 徒歩 2.5km 40分 伊予和気駅
伊予和気駅 JR予讃線 10分 松山駅

歩行距離:8.3km 歩行時間:2h50m

7日目

JRバスで久万高原へ

松山随一の繁華街大街道バス停から、朝一番の久万高原行きバスに乗って、山上のお寺を目指します。

朝早い(7時前)ということもあってバスは渋滞知らずで松山市内を順調に進みます。明日は自転車で市内を駆けずり回る予定なので、地図と車窓をにらめっこしながら予習したりしてました。

途中から国道は山道となり、長いトンネルを抜けたところで、約標高500メートルの久万高原駅に到着です。

駅と聞いて???方もいるかと思いますが、自動車駅と呼ばれる大きなバス停で、元国鉄バスでいくつか見ることができます。例えば群馬の草津温泉駅(鉄道は走っておらずバスターミナル)もあります。

久万高原駅から古い町並みを抜けて少し登ると鬱蒼とした森の中に入っていき、15分ほどで大寶寺の山門に到着です。岩屋寺をとても楽しみにしており、大寶寺はノーマークだったので、山深い寺の雰囲気にちょっと感動。

【44:大寶寺】

 大宝元年(701)明神右京・隼人によって創建された。十一面観世音菩薩を本尊として祀っている。

大寶寺からの急登

大寶寺の裏側へとぐるりと回って、次の岩屋寺への遍路道へと歩を進めていきます。

これもケアレスミスなんでしょうけど、お遍路地図に記載されている標高をあまり気にしてなかったんですよね。基本的にお寺は山にあることが多いので、今から下るものだとばかり思ってました。そしたら、標高差155mの急登・・・。

結構タフな峠をひとつ越えてようやく県道トンネル出口に合流しました。ここから県道は崖の下にあるような集落目指して下る下る・・・。歩道のない大きな道とはいえ、通行量が圧倒的に少ないので、快適な散歩です。

お接待所からの八丁坂

畑野川集落を歩いていると、「お遍路さーん、休んでってよー!」と声がかかります。地元の方によるお接待所ですね。

お茶に果物、ケーキをいただきながらおしゃべり好きな村のおじいちゃんと遍路のこと、お接待のこと、村の現状等々楽しく話しているとあっという間に30分経過。

いかん、いかん今日はまだまだ歩くんだったと、お礼を申し上げて再度出発です。

途中川が現れたところから遍路道に入り、渓流沿いを進んだのち、遍路ころがし「八丁坂」に向かいます。

この八丁坂に関しては、事前に覚悟していたからか余裕でクリア。ここまで歩いてわかったのは、事前に坂のレベルを知って覚悟して臨むと、それほどきつくないということ。

八丁坂を「ウオー!」って登りきると、快適な馬の背状の道が続きます。

そして、道が下り始めて岩屋寺が近づいてくると、幾つもの社や祠が現れます。そして、逼割禅定(せりわりぜんじょう)という岩を真っ二つに割ったような岩壁。

覗いてみたけど、なんか鍵がかかっているようで中には入れませんでしたが、お寺のHPを読んだら鍵を貸してもらえるとのこと。勉強不足でした。

そして岩屋寺に到着

【45:岩屋寺】

 弘仁6年(815)弘法大師によって創建された。不動明王を本尊として祀っている。

岩屋寺の正式なお参りは八丁坂遍路道からとされていて、奥の院から降りたところに仁王門が構えています。

重要文化財の大子堂や、修行に使われていた穴禅定(あなぜんじょう)など見どころ満載です。

この岩屋寺へ遍路道を歩いて行くのはもちろん大変なのですが、自動車遍路にとっても難所と言われています。そう、駐車場から急な坂を歩いて登るしか手段がないのです。

ばんばんは駐車場方面に下りましたが、確かに急な坂が長く続いていたと思います。あれは疲れる。

家に着くまでが遠足です

ここで今日のターゲットをクリア!となりますが、まだばんばんは四国山地の奥深いところ。頑張って松山まで帰らなくてはなりません。

岩屋寺から1日数本のバスが久万高原駅まで走っているのですが、次のバスまで数時間なので、駅まで歩くことに。

岩屋寺を出発してすぐに古岩屋トンネルを通ります。実はここまで遍路道を歩いてきましたが、トンネルを歩くのは初体験。おそらく人生初体験。

歩道も広く電気も明るいきれいなトンネルなのですが、車が通るときの音の大きさにびっくりしました。人生何事も経験。

国民宿舎古岩屋荘のあたりから渓流沿いの道に入り、来た時と同じ遍路道を経由して戻ります。そして再び「お遍路さーん」ということで、同じお接待所でお茶をありがたく頂戴しました。饅頭も。

そして、今朝方峠越えをした峠御堂トンネル(623m)へ。このトンネルは古くて狭いので、入り口に準備されている反射板付きのベストを着て歩きます。車怖い。

トンネルを抜けて九十九折りの道を下り、久万高原駅から松山行きのバスで宿に戻ります。

7日目のデータ

From 交通手段 距離 時間 To
大街道停 JR四国バス 60分 久万高原駅
久万高原駅 徒歩 1.0km 15分 大寶寺
大寶寺 徒歩 8.6km 150分 岩屋寺
岩屋寺 徒歩 10.4km 160分 久万高原駅
久万高原駅 JR四国バス 60分 大街道停

歩行距離:20.0km 歩行時間:5h25m

8日目

まずは出発の地、浄瑠璃寺へ

今日は札所密集地帯である松山市内で、6ヶ所の札所を自転車で巡ります。

まずは松山城ロープウエー乗り場でレンタサイクルを1日借り、約12キロ南にある46番札所の浄瑠璃寺を目指します。 

自転車運転中は立ち止まって地図やGoogle Mapをチェックするのがとても面倒。感覚だけでこっちかなと進んで行き、何度も道を間違えて体力を奪われました・・・。

1時間程度かかってようやく浄瑠璃寺に到着です。

【46:浄瑠璃寺】

 和銅元年(708)行基菩薩によって創建された。薬師如来を本尊として祀っている。

八坂寺、西林寺、浄土寺、繁多寺

お遍路の回顧録を書いていながらたいへん恐縮なのですが、自転車で札所巡りをすると、道中の景色の印象が薄いだけでなく、なぜか各札所の印象も合わせて薄くなります。

ということで、自転車遍路でのストーリーはほぼありません。1日にいくつも回るからか、小さめのお寺が多いからか?

【47:八坂寺】

 大宝元年(701)役行者小角によって創建された。恵心僧都作と伝えられる阿弥陀如来を本尊として祀っている。

【48:西林寺】

 天平13年(741)行基菩薩によって創建された。十一面観世音菩薩を本尊として祀っている。

【49:浄土寺】

 天平勝宝年間(749〜757)恵明上人によって創建された。行基菩薩作と伝えられる釈迦如来を本尊として祀っている。

【50:繁多寺】

 天平勝宝年間(749〜757)行基菩薩によって創建された。薬師如来を本尊として祀っている。

繁多寺からは松山市街地と松山城を遠くに望むことができました。つまり、最後に少し山登りがあったということですね。

石手寺へ到着

本日最後の石手寺は道後温泉街にもほど近く、地元の方や観光客で賑わっていました。

国宝の仁王門をはじめとして、重要文化財の建物多数と見所満載です。回廊形式の参道の両側に土産物屋があり、とても趣があります。

【51:石手寺】

 天平元年(729)行基菩薩によって創建された。薬師如来を本尊として祀っている。

せっかくなので湯築城と道後温泉へ

石手寺で第四回遠征の参拝予定を全てクリア。

何の下調べもせずに珍しいポケモンに導かれるように道後公園に入っていくと、湯築城資料館とか復元武家屋敷とかの看板を発見したので散歩することに。

湯築城は河野氏が伊予国を治めていた頃の中世城郭跡とのことで、石垣や天守閣が建造されるよりも前の時代の遺構です。昔遊んだゲーム「信長の野望」にも河野って出てきた記憶がありますね。

武家屋敷が復元されていて興味津々でした。楽しかった。

道後温泉駅近くに自転車を置いて、アーケード街を散歩しながら道後温泉本館を目指します。

道後温泉本館、美しい。自転車で汗かいたらここでひと風呂浴びていこうと思い、タオルや着替えを持参していたのですが、入り口付近の人の多さを見て断念しました・・・。

8日目のデータ

From 交通機関 距離 時間 To
ホテル 自転車 12.0km 浄瑠璃寺
浄瑠璃寺 自転車 0.9km 八坂寺
八坂寺 自転車 4.5km 西林寺
西林寺 自転車 3.2km 浄土寺
浄土寺 自転車 1.7km 繁多寺
繁多寺 自転車 2.8km 石手寺
石手寺 自転車 2.7km ホテル

Season 1〜4累計:52/88 222.5km

快晴の翌早朝、街のシンボル松山城に登りました。下から見上げる松山城は本当に要塞のようです。ここまで立派なお城が残っていると、松山市民も誇らしいでしょう。

午前中に松山空港から伊丹空港へANA便プロペラ機で飛び、関西国際空港からタイ国際航空のA380ファーストクラスで帰国の途につきました。

一番困難な高知と愛媛南部をクリアしたことで、ばんばんのお遍路旅もいよいよゴールを意識できるところまでやって来ました。ただし、難所と言われる札所をほぼ全部残して・・。

  1. 公共交通機関でお遍路 Season 1「阿波編」
  2. 公共交通機関でお遍路 Season 2 「土佐・阿波・伊予編」
  3. 公共交通機関でお遍路 Season 3「讃岐編」
  4. 公共交通機関でお遍路 Season 4「土佐・伊予編」
  5. 公共交通機関でお遍路 Season 5 「四国全土編」
  6. 公共交通機関でお遍路 Season 6「讃岐編」
  7. 公共交通機関でお遍路〜最終回〜「結願」
  8. 公共交通機関でお遍路〜お遍路を終えて〜