こんにちは、ばんばんです。2015年12月からバンコクから四国へ通い、娘の幸せを願い続けたお遍路旅、3年半の記録です。
今回の遠征では残り14札所を回っての結願を目指しました。
1日目
パタヤから上海へ
第六回目の遠征は2018年12月31日に家族と滞在中だったパタヤから空港へ向かうところからスタートです。
実は今回の旅程は超絶お得だった頃(現在は半減)のアラスカ航空マイルを使ったJALビジネスクラス遠回りの旅なのです。アラスカ航空で発券したのは、ハノイ発「成田経由」「上海経由」「関西ストップオーバー」「羽田からの」バンコク行きという片道航空券です(簡単にいうと、ハノイ発バンコク行きです)。これに加えてバンコク〜ハノイのベトナム航空エコノミークラスを片道購入し、高松〜羽田をBAマイルでJAL国内線発券して準備万端。
さて、出発日が近づくと困ったことが発覚。30日以内にベトナムに入国していたため、今回はハノイでビザなし入国ができないということ。何を意味するかというと、機内持ち込み荷物のみで旅に出る必要があるということです。
パタヤ→ハノイ
さて、12月31日の午後パタヤヒルにあるスワンナプーム国際空港行きバス乗り場に行くと、ものすごい数の旅行者が待機していました。これは乗れないのか?と焦りましたが、なんと同じ時間に2便出すとの神対応。隣の席も空席で楽々空港に到着。
ベトナム航空のチェックインカウンターで「ハノイでJALに乗り継ぐけど荷物をスルーできますか?」と丁寧に聞いてみたところ「No」の一言で終わった・・・。ということで、次のチャンスは成田空港での荷物預けへ。
ハノイでは入国審査場反対側にある乗り継ぎカウンターでちょっとしたトラブルがあったものの、無事ラウンジへ。3週間前に来た(TG利用)のと同じラウンジだったので、目をつけておいたマッサージ機でリラックスして時間を過ごします。
ハノイ→成田
ハノイ発成田行きはアジア路線では珍しいJAL Sky Suite仕様だったので、快適!搭乗するとCAさんが新年のご挨拶に。
C「ばんばんさん、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします」
ば「あっ、おめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします・・・」
そう、この便に搭乗したのは0時過ぎだったのですね。しかし、初めて会う方に「本年もよろしく」と急に言われても何て返して良いのやらとドギマギしてしまいました。
C「当機は追い風の影響で飛行時間が短いため、離陸から2時間40分後に朝食をお出しします」
ば「お願いします(寝る時間がない・・・)」
成田→上海
さて、成田空港では荷物を預けるために入国します。チェックインカウンターで、上海空港経由で関西空港へのチケットを見せると、難しい顔で端末を叩き、叩き、叩き、、、、「荷物はスルーでお送りできません」とのこと。再び荷物を持って出国審査場へ。次に荷物を預けるチャンスは上海空港到着時です。
成田では、混み合ってそうなJALのラウンジを外し、アメリカン航空のラウンジでシャワーを浴びてさっぱり。食事は・・・だけど、設備は大満足。
上海への機材はJAL Sky Suite III仕様でしたが、3時間程度なので快適。朝からハンバーグ食べてぐっすり寝ました。
上海にて
さて、上海空港について最初にしなければいけないのが、そう荷物を預けてしまうことですね。JALのカウンターに行って「6時間後の関西行きなんだけど、荷物預かりできないかしら?」「まだできません」との回答。
ついに・・・、スーツケースをゴロゴロして上海観光に行くことに決定。まあいいか。
リニアに乗って街中へ行き、上海在住の知り合いに中華寺院に連れて行ってもらい、コーヒー飲んで空港に戻りました。しかし、上海のキャッシュレスの進み具合には驚きました。(そもそも人民元持っていませんでしたが)
上海から高松へ
ここからはバンコク在住のAさんと一緒の旅で、関西空港行き待合室で再会しました。Aさんは同じくアラスカマイルを使ってホーチミンから成田経由で前日に上海入りしていました。
機内ではお酒を飲みながらそれぞれのここまでの旅話が弾みます。
難波のビジネスホテルで1泊して翌朝始発の高速バスで高松に向かいました。
2日目
屋島寺〜八栗寺〜一宮寺
高松中心部のホテルから屋島山上にある屋島寺までは7キロ弱の道のりです。琴電の線路を超え、アーケード街を通り抜け、埋立地をズンズン歩くと屋島小学校からの登り口に1時間15分程度で到着。ここまでは余裕。
正直、誰も歩いてないだろうぐらいに考えていたのですが、この日は元旦ということでご家族連れで屋島寺にお参りする方々が多数歩いていました。きっとこのあたりに住む人たちの年中行事なんでしょうね。初詣は屋島寺に歩いてお詣りに行くと。
さて、この坂きついです。完全にコンクリートで固められているので歩きやすいのですが、坂の角度がきつく、そして長い。2日間一緒に歩くAさんも苦しそうです。
【84】屋島寺
天平勝宝年間(749〜756)に鑑真和上によって創建された。十一面千手観世音菩薩を本尊として祀っている。 |
屋島寺に到着してびっくり!本堂前に参拝の行列が・・・。あまりにも人が多くて恥ずかしいので、いつもは大声で唱えている般若心経をボソボソと。
屋島の下りはきついといろいろなところで読んでいましたが、、、きつくて、危ない。しばらく雨が降っていなくて、道が乾燥しきっていたので滑りやすかったです。道が急なだけに、あっという間に壇ノ浦に降りて来ます。
次の八栗寺に行く前に楽しみにしていたのが、「水曜どうでしょう」でも知られる「うどん本陣山田屋」。八栗寺へ向かう道中にいくつか看板も現れて全く迷わずに到着できたのですが・・・、待ち時間1時間以上!
とても雰囲気のあるお店で絶対に食べたかったのですが、この日はまだ2箇所回らないといけないということで、ここでAさんと別れて八栗寺へ。
【85】八栗寺
天長6年(829)に弘法大師によって創建された。聖観世音菩薩を本尊として祀っている。 |
八栗寺も元旦ということで例に漏れずの大混雑です。ケーブル、登山道、そして本堂は大行列。実はばんばんが日本で正月を過ごすのは、2000年以来ということで日本のお正月を忘れてました。そういえば、親戚たちと一緒に初詣行って、食事処で新年会みたいなのやってたなあと。
参拝を終えてトボトボと琴電八栗駅へと歩きます。八栗寺(山田屋?)へ向かう車で大渋滞でした。
【83】一宮寺
大宝年間(701〜704)に義淵僧正によって創建された。聖観世音菩薩を本尊として祀っている。 |
瓦町で琴電を乗り継いで一宮駅へ。名前の通り一宮寺の最寄駅で800mほどの距離。ただ、すでに16時を過ぎた真冬の田園地帯を歩くのは厳しかったです。2019年の年始は寒波が来ていたことを皆さん覚えてますか?
そそくさとお参りを済ませて、暖かいホテルへと急ぎました。
2日目の記録
From | 交通手段 | 距離 | 時間 | To |
ホテル | 徒歩 | 6.8km | 120分 | 屋島寺 |
屋島寺 | 徒歩 | 5.4km | 100分 | 八栗寺 |
八栗寺 | 徒歩 | 2.2km | 40分 | 八栗駅 |
八栗駅 | 琴平電鉄 | – | 18+17分 | 一宮駅 |
一宮駅 | 徒歩 | 0.8km | 10分 | 一宮寺 |
一宮寺 | 徒歩 | 0.8km | 10分 | 一宮駅 |
一宮駅 | 琴平電鉄 | 17分 | 瓦町駅 |
歩行距離:16.0km 歩行時間:4h40m
3日目
片原町駅〜長尾寺
この日は高松のホテルをチェックアウトして徳島で宿泊し、翌日同じホテルに戻ってくる予定だったのでスーツケースを預けた上で身の回り品を持ってのお遍路です。
真っ暗なうちにホテルを出発して商店街を通り抜けると琴電片原町駅に到着。すると予定していたより一本前の列車がやってくるではないか!よし乗るぞーーー!と急いでホームに向かおうというところで、無情にも向こうのホームに渡る踏切が閉まった・・・。まだ列車来てないのに・・・。琴電の駅員さんの妥協なき運用はあっぱれですね。
まあ、ばんばん達も予定通りの列車には乗れるわけですから。温かい車内で揺られること35分で長尾駅に到着です。長尾駅から長尾寺は徒歩数分の距離。あっという間に朝の凛とした空気の長尾寺に到着です。
【87】長尾寺
天平11年(739)に行基によって創建された。聖観世音菩薩を本尊として祀っている。 |
88番大窪寺への道のり
ここからが本日のメインイベントで、15km以上歩いて88番を目指します。
長尾寺から大窪寺までの行き方はいくつかあり、ひとつはここまで歩いてきたお遍路さんに人気の「女体山コース」で、女体山を超えて真っ直ぐに大窪寺を目指します。
もうひとつ人気があると思われるのは、「大回り車道コース」で、大回りではあるけれど比較的平坦でコースタイムもやや短いとのこと。
ばんばんとAさんは大回り車道コースを選択し、長尾寺を後にします。長尾寺を出てすぐに遍路道に入れなかったのでしばらくは大通り横の単調な歩道歩き。遍路道に合流してからは趣のある鴨部川沿いの道を歩き、途中の遍路小屋でちょっと一息し、出発から1時間ちょっとで前山ダムの下までやってきました。ここまでは楽勝。
このあたりから急に山が牙を剥いてきた感じ。そもそも前山ダムの真下まで行くこの道は正しかったのかと今でも思いますが、ダム分だけ階段上がるってきついですよね・・・。
お遍路さんの間ではとても有名な「お遍路交流サロン」には立ち寄らず、その手前50mぐらいにある分岐から峠越えの道に入っていきます。地図で見ると多少ぐねぐねと曲がっているけど、車道だから大丈夫だろうと考えていました。ただ、、、この道が意外と急坂の部分があったりして、道幅をいっぱいに使って右へ左へジグザグしながら登坂角度を緩めます。そう、この道ほぼ車は通りません。
普段は元気なAさんも、この急坂はキツかったみたいで途中何度も休憩していました。一歩一歩足を進めて、1時間以上かけてなんとか3.6kmの峠越えをクリア。
その後、幹線道路に合流してからは歩道もないような側道を延々と延々と歩き続けます。途中疲れが見えてきたAさんと別れ、ばんばんは先に行くことに。
長尾寺から4時間近くかかって大窪寺の山門が見えた時はホント嬉しかったです。これが88番で結願のお遍路さんには尚更でしょうね。この日はまだ三が日と言うことで、大窪寺の境内も初詣の方で賑わっていましたが、ここはしっかりと般若心経を唱えて娘の幸せと旅の無事をお願いしてきました。
さて、Aさんは一歩一歩着実に歩いて、約30分遅れで到着しました。途中からの快適な遍路道分岐に気付かず、最後まで幹線道路(トンネルあり)で来たみたい。お疲れ様でした!
さて、大窪寺と言えば、門前にある八十八庵の打ち込みうどんが有名ですよね。はい、もちろん食べられませんでした・・・。乗車予定のバスまでは45分ぐらいあったのですが。八十八庵の店の外まで続く大行列を見たときに、、、諦めました。昨日の山田屋うどんに続いての連敗です。
【88】大窪寺
養老元年(717)に行基によって創建された。薬師如来を本尊として祀っている。 |
志度寺への道と重大決断
大窪寺からはコミュニティ・バスに1時間乗車してJR志度駅を目指します。
バスの中で今後の予定についてAさんと話し合い、2日間のお遍路山登りで足がかなり疲れているばんばんは徳島行き(つまり最大の難所焼山寺)を諦め、高松にとどまることにしました。これで、7回目の遠征が必要なことが決定的になりました。
Aさんとは3日後に羽田空港JALさくらラウンジでの再会を約束して、ここでお別れ。
駅から志度寺ヘは、わずか700mの距離なんだけど足を引きずるような状態で到着。このお寺は、藤原不比等とか推古天皇とか出てくるとても古いお寺のようです(足が痛くてあまり記憶にないけど・・・)
【86】志度寺
推古33年(625)に藤原不比等によって創建された。十一面観世音菩薩を本尊として祀っている。 |
3日目の記録
From | 交通手段 | 距離 | 時間 | To |
片原町駅 | 琴電長尾線普通 | – | 35分 | 長尾駅 |
長尾駅 | 徒歩 | 0.3km | 5分 | 長尾寺 |
長尾寺 | 徒歩 | 15.5km | 240分 | 大窪寺 |
大窪寺前停 | コミュニティバス | – | 62分 | JR志度駅停 |
JR志度駅停 | 徒歩 | 0.7km | 10分 | 志度寺 |
志度寺 | 徒歩 | 0.6km | 10分 | 琴電志度駅 |
琴電志度駅 | 琴電志度線 | – | 40分 | 高松築港駅 |
歩行距離:17.1Km 歩行時間:4h25m
4日目
高松から大興寺へ
真冬の早朝、真っ暗闇の中をホテルから高松駅へ歩き、5:42分発の列車で琴平駅へ向かいます。
正月三箇日が明け、ボチボチこの日から社会へ戻り始める日のはずですが、地方の6時前の列車は空いています。お尻がポカポカで顔が冷たいという真冬の列車の雰囲気を味わいながら西へ西へ。
1時間以上列車に揺られて終点琴平駅へ到着。駅前では、三豊市のコミュニティバスをすぐに見つけることができました。これまた、ほぼ乗客のいないコミュニティバスに揺られること30分以上。大興寺前バス停で下車。
事前に地図で想像していた大興寺は田んぼの真ん中にあるんだろうなあと思っていたのですが、深い緑に囲まれた小高い丘にありました。凛とした空気の中、誰もいない境内にばんばんの下手な般若心経が響きます。
【67:大興寺】
天平14年(742)に弘法大師によって創建された。弘法大師作と伝わる薬師如来を本尊として祀っている。 |
雲上のスノーランドへ
ここからが今日のハイライトというか、お遍路のハイライトとも言える最高地911mにある札所雲辺寺です。
1年程前に雲辺寺攻略を計画していた段階では、ここだけは歩いてクリアしたいと、1泊2日コースや、阿波池田からの登山等さまざまなルートを検討し尽くしました。結果、西日本豪雨、台風、猛暑などの影響で実現できず、ロープウエイでの往復となったわけです。
大興寺からロープウエイ乗り場までの道は1時間半ほどの道のりで、昨日の足の痛みはどこへやら、順調に山の方へ進んでいます。途中、グーグルマップに導かれて、みかん畑に吸い込まれて引き返すといった小さなトラブルもありながら・・・。途中から道は馬の背を行くような快適な林道となり、気分良く到着。
さて、ロープウエイ乗り場に到着すると、観光客(遍路含む)5%にスキー客95%ぐらいの感じ。しかも結構なベテランスキーヤーが多い印象です。家のすぐ近くにスキー場があるからねという雰囲気で楽しそうでした。
雲辺寺も流石に名の通ったお寺ですので、そこそこ参拝者がきていました。正月ですしね。
【66:雲辺寺】
延暦8年(789)に弘法大師によって創建された。千手観音菩薩を本尊として祀っている。 |
次のバスまで1時間待ち!歩こうかな
雲辺寺からロープウエイで下界に降りて、馬の背の道経由で田園地帯を目指します。コミュニティバスが1日に何便かあるので、時間が合えばそれに乗って本山寺近くまで行こうと計画。
ここで、再びグーグルマップに導かれてみかん畑へ・・・。さらには行きとは違う道に導かれて、想像以上の山の中を歩くことに(ただし、快適な林道)。結果、当初予定より大幅に到着が早まることに。
コミュニティバスの時間を確認すると、約1時間後。そのバス停から本山寺までは6キロぐらいの道のりだったのですが、「バス待ってても寒いから歩く!」。
本山寺は五重塔もそびえる立派なお寺で、本堂は国宝に指定されています。お遍路のお寺で国宝指定はそんなにたくさんありませんので、ちょっと嬉しいです。
【70:本山寺】
大同2年(807)に弘法大師によって創建された。馬頭観音を本尊として祀っている。 |
古い街並みを歩いて本山駅へ。アジアからの観光客とばんばんだけが静かに列車を待ちます。
4日目の記録
From | 交通機関 | 距離 | 時間 | To |
高松駅 | JR土讃線普通 | – | 72分 | 琴平駅 |
琴平駅前停 | 三豊市山本線 | – | 36分 | 大興寺口停 |
大興寺口停 | 徒歩 | 1.1km | 15分 | 大興寺 |
大興寺 | 徒歩 | 7.4km | 90分 | 山麓駅 |
山麓駅 | 雲辺寺RPW | – | 7分 | 山頂駅 |
山頂駅 | 徒歩 | 0.2km | 3分 | 雲辺寺 |
雲辺寺 | 徒歩 | 0.2km | 3分 | 山頂駅 |
山頂駅 | 雲辺寺RPW | – | 7分 | 山麓駅 |
山麓駅 | 徒歩 | 11.3km | 140分 | 本山寺 |
本山寺 | 徒歩 | 1.1km | 15分 | 本山駅 |
本山駅 | JR予讃線快速列車 | – | 68分 | 高松駅 |
歩行距離:21.3km 歩行時間:4h26m
5日目
高松駅から郷照寺へ
本日の旅程は、78番郷照寺から77番道隆寺、76番金倉寺と歩いて、75番善通寺を目指す15キロ。歩行時間は3〜4時間と今回のSeason 6では楽勝の予感。夕方便で高松から羽田に向かい、途中分かれたAさんとJALのラウンジで再会予定です。
高松駅からの列車で宇多津駅で下車。以前娘とジャパンレールパスを使って旅をしていた際に、アンパンマン列車に乗るためだけにここまできたことがあります。駅前も綺麗に整備された高架駅で、ちょっと四国っぽくない感じ。
大通りからお遍路マークに従って小道に入ると、急に昔ながらの街並みが現れお遍路としてはちょっとホッとします。左側に宇夫階神社というちょっと由緒ありそうだなあと思う神社がありますが、あとで調べてみたら「伊勢神宮外宮多賀の宮の本殿」が移築されているそうな。知ってたらお参りに行ったのに残念です。
古い街並みから坂道を右側に登っていくと郷照寺に到着です。もう正月5日とは言え、この日は土曜日だったこともあって境内はかなりの賑わい。
【78:郷照寺】
神亀2年(725)に行基菩薩によって創建された。阿弥陀如来を本尊として祀っている。 |
丸亀を超えて、道隆寺&金倉寺
郷照寺からは県道33号線をテクテクと歩き続けた訳ですが、正直なところ、丸亀のあたりまでの記憶ゼロ。やはり日本中どこにでもあるような郊外の幹線道路はなかなか記憶に残りません。
さて、丸亀。Season 2で高知、徳島、今治と飛び回った際に、丸亀駅前のホテルをベースにしていたこともあって、馴染みの街(わずか4泊ですが)に戻ってきた印象です。この日は丸亀城には登りませんでしたが、頂上の本丸でラジオ体操に参加したのは良い思い出です。大通り沿いのドンキも行った!行った!って感じ。
思い出の丸亀から多度津を目指します。四国に通うこと通算7回だったのですが、ついに宇多津と多度津を完璧に区別できるようにはなりませんでした。毎回地図で確認しないと不安です。
道隆寺は郷照寺とは対照的に境内に参拝客がおらず、静かにゆっくりとお参りさせていただきました。
【77:道隆寺】
和銅5年(712)に和気道隆によって創建された。薬師如来を本尊として祀っている。 |
道隆寺からの道は田んぼの中の道。子供の頃を過ごした町に似ている感じ(日本中どこにでもある風景ではありますが)。ただ、この日は昨日の快晴から一転して薄曇り&北風だったので、田んぼの中の道はキツかった。寒い!
ゆっくり歩くと寒いので、早足で45分程度で金倉寺に到着。
【76:金倉寺】
宝亀5年(774)に和気道善によって創建された。薬師如来を本尊として祀っている。 |
そして、娘と歩いた善通寺へ
善通寺市に入ると、Season 3で娘と駅へ歩いた時のことを思い出します。小雨が降り出した道を大急ぎで駅へ歩いたななんて。
こんにちは、ばんばんです。 2015年12月からバンコクから四国へ通い、娘の幸せを願い続けたお遍路旅、3年半の記録です。 さて、2017年4月のSeason3は当時7歳だった娘と二人でのお遍路です[…]
と、ちょっと感傷的になっていると、「新ポケモン出現!!」。気分を切り替え、道も切り替えてポケモン捕獲に向かいます。
さすがは総本山善通寺です。ちょっと遅めの初詣に来る人々で大賑わいでした。前回一度来ていましたが、お参りと納経をしていませんでしたので、あらためてお参りをさせていただきました。
【75:善通寺】
大同2年(807)に弘法大師によって創建された。薬師如来を本尊として祀っている。 |
5日目の記録
From | 交通機関 | 歩行距離 | 時間 | To |
高松駅 | JR予讃線普通 | – | 36分 | 宇多津駅 |
宇多津駅 | 徒歩 | 1.4km | 20分 | 郷照寺 |
郷照寺 | 徒歩 | 7.1km | 100分 | 道隆寺 |
道隆寺 | 徒歩 | 4.1km | 45分 | 金倉寺 |
金倉寺 | 徒歩 | 3.8km | 45分 | 善通寺 |
善通寺 | 徒歩 | 1.5km | 20分 | 善通寺駅 |
善通寺駅 | JR土讃線普通 | – | 63分 | 高松駅 |
歩行距離:17.9km 歩行時間:3h50m
Season 1〜6累計歩行距離:402.3km 87/88
寒かったSeason 6を終えて、バンコクへの帰路につきました。高松空港からJAL国内線で羽田空港に飛び、Aさんと待ち合わせていたJALさくらラウンジへ急ぐと、いたいた!
ビールで乾杯してから、それぞれの旅の話で盛り上がっていました。そして、バンコク行きのビジネスクラスに搭乗し、あっという間に夢の世界へ・・・。そして、あっという間に到着でした。