バンコクBTSの急行停車駅を妄想してみた

  • 2021年2月28日
  • 2021年10月9日
  • 鉄道

こんにちは、ばんばんです。

バンコクの高架鉄道BTSも開通から20年が経過して、始発から終点まで乗車すると1時間20分かかるほど、どんどん距離が延伸されてきました。

とはいえ、走っているのは各駅停車だけというのが利用客としては厳しいところ。

そこで、仮にBTSに急行を走らせるとしたら停車駅はどこにしようかなと勝手に妄想してみました(※途中駅に待避線が一切ないので、実現はほぼ不可ということをご理解のうえお読みください)。

どんな駅に急行は停車するのか?

日本の電車を思い浮かべてみると、特急や急行といった優等列車の多くは「地域の中心エリア」か「乗り換え駅」に停車していると思われます。

したがって、今回いろいろと妄想するに当たってもこの基準をベースに現地調査(実際に終点から終点まで乗車して駅周辺の発展具合を見たり、乗降客を見たり)をした上で考えて行きたいと思います。

バンコクBTS急行停車駅(案)

対象とするのは、路線が圧倒的に長いスクンビット線(Light Green Line)です。

赤色でマークしてあるのが急行停車駅(案)で、以下に各駅の理由等説明していきます。

【E23】Kheha

BTSスクンビット線の東の終着駅です。今回はここから北西方面行きの急行列車に乗りましょう。

急行列車は必ずしも終点駅から発着する必要もないのですが、Kheha駅はこの先のバンプー方面路線バスやソンテウとの乗り換え駅として重要な役割を果たしていると考え、ここを急行の始発駅とします。

ただし、現在は周りには商業施設も見当たらず、運河横の田舎駅です。将来的にもう少し先まで延伸される計画もあるようですが、それまでに周辺が大きく発展していなければ通過駅に格下げかな。

【E19】Paknam

急行列車はサムットプラカン県内の3駅を通過して、港町パクナムに停車します。

パクナムは「河口」という意味が示す通り、チャオプラヤ川の河口にある港町です。軍事上重要な拠点でもありますので、昔から要塞が築かれたり、現在でも近くに海軍基地が配置されています。

1893年に私鉄パクナム鉄道が建設されフアランポーンとの間を結んでいたように、古くから重要な街であったことがわかります。残念ながらパクナム鉄道は1960年に廃止されてしまいました。

BTS駅はパクナム中心部から徒歩10分ほど離れた場所にありますので、ちょっと不便な感じです。

【E15】Samrong

パクナム駅を発車した急行列車はチャオプラヤ川を眺めながら快調に飛ばし、3駅を通過してサムロン駅に停車します。

サムットプラカンの商業の中心地的な位置付けで、周辺にはインペリアル・サムロンというショッピングセンターと大きな市場が広がっています。

この周辺の雰囲気は、バンコクというより地方都市の中心部そのもの。

BTSの駅はインペリアルサムロンまで徒歩5分程度歩くちょっと離れた場所ですが、スカイウオークで直結していますので、それほど不便な感じはありません。

【E12】Udomsuk

急行列車はバンコク都内に入り、BITEC国際展示場と直結しているバンナー駅を通過(イベント開催時は臨時停車)し、次のウドムスック駅で停車です。

ここはバンナー・トラート通り方面へのバス乗り換え駅として重要な役割を果たしており、そこそこ乗降客の多い駅となっています(ばんばん観察)。

現在バンナー交差点横に巨大なバンコクモールの建設が進んでいますので、数年後にはさらに賑やかな駅になることでしょう。

【E9】On Nut

急行列車はスクンビットの中心に近づいて、この先停車駅が増えていきます。

最初の停車駅は1999年開業時の終点オンヌット駅です。

駅前に巨大なロータスがあり、反対側にはCentury映画館とショッピングセンター。周辺には高層マンションが聳え立っていて、すっかりこのあたりの中心的な存在です。

オンヌット通りはスワンナプーム空港の先まで続いている長い道で、この道沿いからのバス、ソンテウ利用者がここからBTSに乗車していると思われます。

【E7】Ekkamai

急行列車が各駅に停車する訳にもいかないため、古くから(水運時代)の交通の要所であるプラカノンを泣く泣く通過し、次のエカマイ駅に停車します。

この駅はGatewayという日本をコンセプトにしたショッピングモールに直結しており、週末はそこそこの賑わい。

駅から徒歩1分の場所にパタヤ、ラヨーン等の東部方面バスターミナル(エカマイ)があるため、この駅を通過する訳にはいきません。

BNK48の映画「Where We Belong」にも登場しましたが、東部方面の人にとっては上野駅のような存在ですね。

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【E5】Phrom Phong

急行列車はトンロー駅を通過して日本人が多く住むプロンポンに停車です。

以前であれば、ここは通過駅に認定したいところですが、エンポリアムの反対側にエム・クオーティエとオフィスビルが開業して、さらに人通りが多くなったので、急行もさすがに通過できなくなりました。

また、アソーク〜プロンポン〜トンロー間はそれぞれの駅間が比較的長い点も停車させてもいいかなと思わせた理由です。

【E4】Asok

急行列車はこのあたりの中心地となったアソークに停車します。朝のアソーク駅のラッシュは・・・怖い。

MRTが開通し、Terminal21が開業したことで人の流れが大きく変わりました。MRT開通前のアソークは食事に困るようなビジネス街でしたが・・・。

アソーク駅で多くの乗客が降りますので、中心部に向かって混雑する一方だった列車もここでちょっと一息です。

【E1】Chitlom

バンコク中心部の2駅を通過して、急行列車はチットロムに停車します。

この駅は当初通過予定だったのですが、バンコクのランドマークであるセントラル・ワールドを通過するとはいかがなものか・・・、ということで停車となりました。ばんばんもよく利用します。

反対側にはセントラル・チットロム&エンバシーとセントラルグループの聖地になっています。

【C】Siam

チットロム駅の先でシーロム線の線路と並走してサイアム駅に滑り込みます。ここは全列車が停車する中心駅。

バンコク新市街の中心地サイアムです。サイアムインターコンチネンタルの跡地にサイアムパラゴンができてからの発展といったらすごいです。

コロナの今でこそ人が減りましたが、常に外国人観光客で賑わう街です。

この駅は上り線同士、下り線同士が同じホームで乗り換えできる構造になっています。

ただ、スクンビット線からシーロム方面に行くには階の移動が必要で、ラッシュ時のエスカレーターは大混雑・・・。

【N2】Phayathai

急行列車はエアポート・レール・リンクとの乗り換え駅で停車します。

以前は特に何もない駅でした・・・、大きくなったなあ。

【N3】Victory Monument

急行列車は次の戦勝記念塔駅にも連続停車です。

この駅はBTSが開通する前のバンコクの交通の中心だった戦勝記念塔ロータリーに接続しています。

今でこそミニバンの発着所は無くなってしまいましたが、多くの路線バスが巨大なロータリーから次々に発着しています。

ところで、何の戦勝記念なの?と一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

これは1940年に発生したフランスとのインドシア紛争での勝利を記念して翌1941年に建設されたものだそうです。へー。

【N8】Mochit

急行列車は戦勝記念塔をぐるりと半周してからスピードを上げて、次の停車駅モーチットを目指します。

モーチット駅は1999年開業当初の北の終点で、近くにウイークエンドマーケットや北バスターミナルがあります。

モーチット駅前に巨大な駐車場を設けたBTSの車庫がありますが、そこが旧北バスターミナルだったことを知っているバンコク市民も少ないんだろうなあ・・・。

現在でもMRT及びドンムアン空港方面からのバス利用者乗り換え駅としてとても賑わっています。

また、2021年には近くにバンスー中央駅が開業しますので、BTSユーザーはここから乗り換えですね。

【N9】Ha Yaek Latprao

急行列車はここで連続停車。

この駅もモーチット同様MRTとの乗り換え駅として重要なのですが、こちらにはセントラル・ラップラオやユニオンモールといった商業施設が集結しています。このあたりのランドマーク的存在ですね。

【N17】Wat Sri Phra Mahathat

急行列車は一気にスピードを上げて、脅威の7駅通過!

次の停車駅はお寺の名前を冠したワット・シープラマハタートです。

このお寺は真っ白なチェディが印象的な王室第一級寺院です。他の重要寺院が旧市街に集まっているのに対して、バンコク郊外にポツンとあるちょっと珍しいです。空軍と王室の強い繋がりがあるからかな。

この駅は近々(2022年頃)開業予定のピンクラインとの乗り換え駅になります。

【N20】Saphan Mai

次は「しんばし〜、しんばし〜」。そう、直訳すると「新しい橋」駅です。

元々は停車させる予定は全くなかったのですが、現地調査の結果、このあたりの中心地(大きな市場もあり人通りが多い)であることが分かったため計画変更です。

【N23】Yaek Kor Por Aor

BTSが軍施設横を通過する際は、柵で目隠しされていますのでこのあたりは目隠しだらけ・・・。急行列車は快調に飛ばします。

この駅はBTSの新たな戦略として重要な意味を持つ駅なので、急行停車。新駅開業と同時に巨大駐車場、バス停車場をオープンさせ、バンコク北郊方面ユーザーの便宜を図っています。パーク&ライド推進駅です。

【N24】Khu Kot

Khehaから寒さに震えること1時間20分で終点Khu Kotに到着です。

サイアムから23駅(1駅は未開業)約50分の列車の旅。

こちらも先ほどと同様の巨大駐車場を備えており、ラムルッカー通りのユーザーをサポートしています。

ここKhu Kotにも巨大なBTS車庫が建設されていました。

まとめ

バンコクBTSに急行列車があったらいいなと色々妄想してみましたが、いかがだったでしょうか。

待避線を持つ駅が一つもないので追い越しが全くできず、実現不可なのは分かっていますが・・・。

今後バンコク市内にはSRTレッドラインをはじめとした都市鉄道が次々と開通していきますので、急行列車の運行を見据えた計画で進めていって欲しいものです。

ばんばんの妄想ですので、あの駅は不要だとか、あの駅に停めろとかいう要望・苦情は一切受け付けません!

あー、楽しかった!